レッツ・ライド・アウェイ - アヴィーチー 〜 新たな自由への旅立ち 〜
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ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
- 曲名: Let's Ride Away (レッツ・ライド・アウェイ)
- アーティスト名: Avicii (アヴィーチー)
- 収録アルバム: Avicii Forever (アヴィーチー・フォーエヴァー) *Track 3
- アルバムリリース日:2025年5月16日
- プロデュース: Avicii, Carl Falk & Luke Laird
- ソングライター:ritten by Avicii, Kacey Musgraves, Elle King, Luke Laird & Carl Falk
この曲[Let's Ride Away (レッツ・ライド・アウェイ)]は2025年5月16日ににリリースされたスウェーデンのストックホルム出身のDJ, プロデューサーのAvicii (アヴィーチー)のベスト・アルバム[Avicii Forever (アヴィーチー・フォーエヴァー)]の3曲目に収録されてます。
7年という短い活動期間に、当時クラブで踊るための音楽であったEDMにカントリーやフォークを融合し、上品でどこか影がメロディがある深みを加えて"歌"の要素を強めることでEDMのファン層を一気に拡大しました。
アルバムは、そのアヴィーチーことティム・バークリングが2018年に28歳で急逝した後、遺された名曲達を集めて制作されたものです。
アルバムタイトルの"Forever"が示す通り、単なるベスト盤ではなくアヴィーチーの音楽が時代を超えて生き続け、家族・協力者・ファンが共に紡ぐ新たな物語の始まりを意味しています。
制作はアヴィーチーの両親が遺産管理に深く関与し、生前のノートやメッセージを参考にしつつ、彼の音楽的ビジョンや意志を尊重して進められました。
また、アヴィーチーが生前に行っていたチャリティー活動や、家族が設立したティム・バークリング財団など社会的な活動にも受け継がれ、アヴィーチーの音楽的遺産と精神を未来へとつなぐために制作されたアルバムです。
アルバムには[Wake Me Up], [Levels], [Heart Upon My Sleeve]といった代表曲をはじめ全20曲が収録され、この曲[Let’s Ride Away]はアルバムに収録された唯一の未発表曲(新曲)です。
[Let’s Ride Away]は2017年にアヴィーチーが新しい音楽的影響やコラボレーターを求めてアメリカ・ナッシュビルを訪れ、カントリーの名曲を生み出してきた伝説のスタジオ、サウンド・エンポリアム・スタジオでレコーディングされました。
コラボレーターにはグラミー賞を獲得したカントリー界のシンガーソングライターであるケイシー・マスグレイヴスと、プロデューサーのルーク・レアードと制作されてます。ケイシーはソングライターとしてもクレジットされています。
当初はAviciiのEP[AVĪCI (01)]の6曲目としてリリースされる予定でしたが、ケイシー側のビジネス上のトラブルの理由でリリース前にキャンセルされてしまいました。
今回、ヴォーカルはケイシーではないですが、米ロサンゼルス出身のカントリー・ロック・クイーンのエル・キングが担当し晴れてリリースとなりました。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Official Lyric Videoから補足しています。
Avicii - Let's Ride Away feat. Elle King (Lyric Video)
歌詞/和訳
Title : Let's Ride Away
[Verse 1: Elle King]
Take my hand, let's run
I'll bring my arrows, you bring your gun
Cloud of smoke
I don't know where, but I wanna go
手をつないで、走り出そう
僕には弓矢があり、君は銃を持ってる
煙が雲になる
どこへ行けばいいのかわからない、だけど行くんだ
[Chorus: Elle King]
It's in the sky, it's in the air
If I get lost, I'll meet you there
We can't stop, till we find our place
Let's saddle up and ride away
Let's ride away
それは空にあり、空中にある
道に迷ったら、そこで君に会おう
僕らがいるべき場所を見つけるまで、止まることはない
さぁ出発だ、走り出そう
走り出すんだ
[Build: Elle King]
Let's ride away
走り出すんだ
[Drop: Elle King]
Let's ride away
走り出すんだ
[Verse 2: Elle King]
Hold on tight to what we have
When it's this good, you don't look back
Tiny doves on the horizon
Yeah, you and me, quicker than lightning
Over canyons and over plains
Let's saddle up and ride away
Let's ride away
今あるものをしっかり掴み
こんなに気分が良い時は、振り返ることはしない
地平線には小さな鳩
そう、僕らは稲妻よりも速く
峡谷を越えて、平原を越える
さぁ出発だ、走り出そう
走り出すんだ
[Build: Elle King]
Let's ride away
Mh, let's ride away
Let's ride away
走り出すんだ
そう、走り出そう
走り出すんだ
[Drop: Elle King & Kacey Musgraves]
Let's ride away
Mh, let's ride away
Let's ride away
走り出すんだ
そう、走り出そう
走り出すんだ
おわりに・・・
とても悲しい原因でショッキングにこの世を去ってしまったアヴィーチーですが、こうして彼の音楽を聴き直す機会がこのベストアルバムで得られて嬉しい反面寂しくなります。
アヴィーチーには大好きな曲がたくさんあります。
2010年代に彼のヒットを飛ばしていた当時はなんとなくBGM的に聴き流してましたが、[Waiting For Love], [Without You]のような大ヒットした神曲は別格として、彼の死後も街中やラジオで流れてくるとハッと思って「これ誰の曲だっけ、あっアヴィーチーか、やっぱいいなぁ」ということが何度かありました。
[The Days]や[Friend Of Mine]とか[Heaven]がそんな曲でした。ファンの方にとっては言わずと知れた有名曲ですが.....
この間、J-WAVEのTOKIO HOT 100でアヴィーチーのヒット曲をミックスで流してくれてかなりヤバかったです。
80年代からロックを中心に洋楽を聴いてきた私にとってはダンスやエレクトロ・ミュージックはどこかオシャレでとっつきずらい音楽でしたが、アヴィーチーの音楽は明るく優しい気持ちにさせてくれて、心の琴線に触れるメロディと様々なジャンルを超越するスタイル、エレクトロの持つ浮遊感の心地良さがそんな壁を取っ払ってくれてくれました。
彼の音楽を嫌う人はいないんじゃないかな、というくらい親しみやすくてタイムレスです。
そんなアヴィーチーのおかげで今ではEDMはすっかり好きな音楽になりました。
もう叶いませんが一度この音楽をライブで大音量で浴びたかったです。
このアルバムでまたアヴィーチーの音楽が聴き継がれていくことを祈ってます。
R.I.P. Avicii.
収録アルバム・おすすめ動画
紹介した曲は↓のアルバムに収録されています。
日本盤にはボーナストラックが2曲追加されています。
そして↓は2019年12月に配信された母国スェーデンで行われた追悼ライブです。
涙しながら見てる観客の気持ちわかるなぁ。
Avicii Tribute Concert: In Loving Memory of Tim Bergling
最後まで見て頂きありがとうございました!
ではまた。
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