歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽とライブレポ。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。

【アルバム全曲歌詞和訳】Honey - Taylor Swift

ハニー(Honey)  ~呪いの言葉が愛の魔法に変わるまで~

ブログを見ていただきありがとうございます!
歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。

 

【Amazon.co.jp限定】ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール (ジャパン・デラックス・エディション)(数量生産限定)(特典:メガジャケ付)

 

ザ・トラック・オブ・ザ・デイ

  • 曲名: Honey (ハニー)
  • アーティスト名: Taylor Swift (テイラー・スウィフト)
  • 収録アルバム: The Life of a Showgirl (ザ・ライフ・オブ・ショウガール)  *Track 11
  • 収録アルバムリリース日:2025年10月3日
  • プロデュース: Max Martin, Shellback & Taylor Swift
  • ソングライター: Taylor Swift, Max Martin & Shellback

 

テイラー・スウィフトの12枚目のオリジナル・アルバム[The Life of a Showgirl]がリリースされました。
2024年4月リリースの[THE TORTURED POETS DEPARTMENT]からわずか1年半振りのアルバムです。

アルバムは海外レビューでは高評価がある一方、ファンの間では「コンセプト性が弱い」「インパクトが薄い」という声がありますが、デビュー時からテイラーを聴いてきたファンとしてはこのアルバムがテイラーの一つの区切りであり到達点のように感じました。

その極めつけはラストの[The Life of a Showgirl]です。
華やかな舞台とその裏にある孤独や痛みを描きながら、スターとしての人生を選んだことの覚悟と誇りを歌っており、テイラーの今までのエラ(ERA)が終わり、さらに先に進んでいくような予感がします。次のツアーでは絶対に聴きたい一曲です。

 

今作はポップに振った分、評価を受けてきた近作のようなコンセプト性やアート性が薄く感じますが、今のテイラーの心情や状態を素直に表現したように思えます。

オノロケ気味の曲もありますが、スーパースターとして多くの重圧にさらされてきたテイラーが、トラヴィス・ケルシーとの出会いと婚約によって幸福をつかんだことも素直に祝福したくなります。


そんな曲の間にも聴きごたえのある曲が挟まれているのもポイントです。

例えば[Father Figure]は父性と自己像の揺らぎを描いた内省的な曲、[Eldest Daughter]は長女としての責任と孤独をテーマにしてたり、[CANCELLED!]はキャンセルカルチャーをテーマにダークに振ってみたりといった具合に、必ずしも軽く薄い作品ではないと感じます。


テイラーのベストとは言えないかもしれませんが、キャリアの転換点を示す重要な作品であることは間違いありません。

 

そしてこの曲[Honey]は、言葉の響きを塗り替える愛をテーマにしたテイラーの非常にパーソナルな楽曲です。

かつてテイラーを傷つけたり、皮肉として使われたりした"Honey(ハニー)"や"Sweetheart(スウィートハート)"という言葉が、愛する人の行動や言葉によって「真実の愛の言葉」へと浄化されていく過程が描かれています。

 

なお英詞は"genius.com"から引用し、Official Lyric Video から補足しています。

 


Taylor Swift - Honey (Visualizer)

 

歌詞/和訳

Title :  Honey


[Intro]
You can call me "honey" if you want 
because I'm the one you want

「ハニー」って呼んでいいよ
私はあなたのたった一人の人なんだから


[Chorus]
When anyone called me "sweetheart"
It was passive-aggressive *1 at the bar
And the bitch was telling me to "back off"
<脚注: ack off        後へ下がる、後退する、身を引く、手を引く <by 英辞郎>>
'Cause her man had looked at me wrong

誰かが私を「スウィートハート」と呼ぶ時は
いつもバーでの嫌味ったらしいトゲのある響きだった
あの女は私に「あっちへ行け」と吐き捨てた
彼女の彼が私を(いかがわしい目で)見ただけでね

If anyone called me "honey"
It was standing in the bathroom, white teeth
They were saying that skirt don't fit me
And I cried the whole way home

誰かが私を「ハニー」と呼んだなら
それはバスルームで白い歯を見せて笑う女たちのこと
「そのスカート、似合ってないよ」って言われて
私は帰り道、ずっと泣いていた


[Post-Chorus]
But you touched my face
Redefined *2 all of those blues
when you say... "honey"

でも、あなたが私の顔に触れて
「ハニー」と呼んでくれた時
これまでの憂鬱(ブルー)の定義が鮮やかに書き換えられたの

 

[Verse 1]
Summertime spritz, pink skies
You can call me "honey" if you want because I'm the one you want
Wintergreen kiss, all mine
You give it different meaning 'cause you mean it when you talk

夏の日差しのカクテル、ピンク色の空
「ハニー」って呼んでいいよ、私があなたの運命の人だから
ミントの香りのキス、全部私のもの
本当の思いを話してくれるから、あなたの言葉で意味まで変わってしまう

Honey, I'm home, we could play house
We can bed down, pick me up
Who's the baddest in the land? What's the plan?
You could be my forever-night stand, honey

「ただいま、ハニー」 二人でおままごとをしましょう
ベッドに潜り込んで、私を抱き上げて
世界で一番ワガママなのは誰? これからの予定は? 
「永遠の夜」を共にする相手になってよ、ハニー


[Chorus]
When anyone called me "sweetheart"
It was passive-aggressive at the bar
And the bitch was telling me to "back off"
'Cause her man had looked at me wrong

誰かが私を「スウィートハート」と呼ぶ時は、
いつもバーでの嫌味ったらしいトゲのある響きだった
あの女は私に「あっちへ行け」と吐き捨てた
彼女の彼が私を(いかがわしい目で)見ただけでね

If anyone called me "honey"
It was standing in the bathroom, white teeth
They were saying that skirt don't fit me
And I cried the whole way home

誰かが私を「ハニー」と呼んだなら
それはバスルームで白い歯を見せて笑う女たちのこと
「そのスカート、似合ってないよ」って言われて
私は帰り道、ずっと泣いていた


[Post-Chorus]
But you touched my face
Redefined all of those blues when you say...

でも、あなたが私の顔に触れたとき
そのすべての悲しみが新しい意味に変わった


[Verse 2]
You can call me "honey" if you want because I'm the one you want
I'm the one you want
You give it different meaning 'cause you mean it when you talk

好きなように「ハニー」って呼んで
私はあなたのもの
あなたが口にすれば、言葉の意味が魔法のように変わるの

Sweetie, it's yours
kicking in doors, Take it to the floor, give me more
Buy the paint in the color of your eyes
And graffiti my whole damn life, honey

ねぇ、全部あなたの好きにしていいよ
ドアを蹴り開けて、フロアへ連れ出して、もっと私を求めて
あなたの瞳と同じ色のペンキで
私の人生に、めちゃくちゃにグラフィティ(落書き)してよ、ハニー


[Pre-Chorus]
When anyone called me late night
He was screwing around with my mind
Asking, "What are you wearing?" 
Too high to remember in the morning

誰かが真夜中に電話してきた時
彼らはいつも私の心を弄ぶだけだった
「今、何着てるの?」なんて聞いておいて
翌朝には忘れてしまうほど酔ってたわ

And when anyone called me "lovely"
They were finding ways not to praise me
But you say it like you're in awe of me
And you stay until the morning... Honey

誰かが私を「ラブリー」と呼ぶ時
それは決まって、私を褒めないための口実を探している時だった
でも、あなたは心から感嘆したようにその言葉を口にする
そして、朝になっても私のそばにいてくれる... ハニー


[Chorus]
When anyone called me "sweetheart"
It was passive-aggressive at the bar
And the bitch was telling me to "back off"
'Cause her man had looked at me wrong (He looked at me wrong)

誰かが私を「スウィートハート」と呼ぶ時は、
いつもバーでの嫌味ったらしいトゲのある響きだった
あの女は私に「あっちへ行け」と吐き捨てた
彼女の彼が私を(いかがわしい目で)見ただけでね(彼が私を見ただけで)

If anyone called me "honey"
It was standing in the bathroom, white teeth
They were saying that skirt don't fit me
And I cried the whole way home (Cried the whole way home)

誰かが私を「ハニー」と呼んだなら
それはバスルームで白い歯を見せて笑う女たちのこと
「そのスカート、似合ってないよ」って言われて
私は帰り道、ずっと泣いていた


[Outro]
But you can call me "honey" if you want

「ハニー」って呼んでいいよ

 

収録アルバム

紹介した曲は↓のアルバムに収録されています。 

 

メディアの評価は、Metaclitic では2026年1月上旬時点で "69/100", Rolling Stoneでは100点満点の一方、Pitchforkでは5.9/10と評価は割れているようです。
2025年10月下旬のチャートアクションは、アメリカビルボートTOP200では当然のように1位、イギリスチャートでも1位を記録しています。

 

テイラー・スウィフトの歌詞和訳

下でテイラーの[The Life of a Showgirl]の他の曲の和訳等がありますので良かったら見てください!

d.hatena.ne.jp

 

最後まで見て頂きありがとうございました!

ではまた。

 

ランキングに参加しております。
よろしければクリックして貴重な1票をお願いします! 

*1: passive-aggressive        問題解決に取り組まなかったり、かたくなになったりするなどの行動によって攻撃性を示す人格的欠陥 <by 英辞郎>

*2:Redefine        〔~を〕再定義する、見直しを迫る、再規定する <by 英辞郎>