シスター・クリスチャン ~夜を駆けて夢を追え!未来は君の手の中に ~
ブログを見ていただきありがとうございます!
歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。
ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
- 曲名: Sister Christian (シスター・クリスチャン)
- バンド名: Night Ranger (ナイト・レンジャー)
- 収録アルバム: Midnight Madness (ミッドナイト・マッドネス) *Track 4
- シングルリリース日:1984年6月1日
- 収録アルバムリリース日:1983年10月27日
- プロデュース: Pat Glasser
- ソングライター: Kelly Keagy
ナイト・レンジャーのフェアウェル・ライブが終わりました。
オーソドックスなアメリカン・ハード・ロックだけど懐古主義とか感傷的とは一切無縁のナイト・レンジャーにしかできない曲と演奏。
今を生きるアメリカン・ハードロック・レジェンドの底力を見せつけて、陽性アメリカン・ロック・バンドらしく明るく日本とグッバイして去っていきましたね。
稚拙ながらレポートは↓に記載しています。
ステージから見るジャック・ブレイズもブラッド・ギルスもこれが80年代からやってるベテランバンド?ってくらいとにかく元気に動き回ってたけどそれぞれ御年71歳、68歳となります。
もう一人のオリジナルメンバーのケリー・ケイギーの声は全盛期より若干衰えたかもですが衰え知らずのドラミングでした。
フェアウェル詐欺でもよいからまた来日してくれることを願ってます。
ファンなら誰も文句を言う人なんかいないでしょう。
そして今更ながら感傷的な気分がジワジワきていることもあり、その気分を高めてくれる名曲を取り上げたいと思います。
ナイト・レンジャーの2大名バラードと言えばこの[Sister Christian]と[Goodbye]ですが、[Sister Christian]はドラムス&ヴォーカルのケリーが書き、[Goodbye]はジャックと脱退したジェフ・ワトソンが書いた曲なんですね。
当時のハード・ロックバンドがバラードをシングル・カットしてヒットを飛ばすきっかけをつくったのがまさにこの[Sister Christian]であり、歴史的な意味を持つ名曲・ヒット曲です。
この曲、本当にアメリカン抒情というべき雰囲気をもつロッカ・バラードで、聴くたびに懐かしさと古き良きアメリカへの憧れがこみあげてきて当時はナンバーワンになって欲しいな...と思いながら毎週ヒットチャートを気にしてました。
結局、US Billboard Hot 100では最高5位がピークでした。
カナダでは1位を記録しています。
雰囲気だけで酔える曲なので何を歌っているのか全く気にすることはありませんでした。
でもそもそも"妹のクリスチャン"てどういうこと... とライブに行く前にまた気になってしまいました。
ネットには和訳されている方がたくさんいますが、丁度良い機会なのでこの不思議な雰囲気を持ったバラードがどんな歌詞なのか和訳してみます。
この曲はドラマーのケリーが実家を訪ねたら妹の"クリスティ"の成長の速さを目の当たりにした後にこの曲を書きました。
ボーカルのジャックは当初、「シスター・クリスチャン」だと思っていたため、ケリーに「これは一体何を言っているんだ?」と言ったそうです。
ジャックは「クリスティ」ではなく「クリスチャン」だと勘違いしていたんですね。
そしてジャックの勘違いがそのままタイトルとして付けられたとのことです。
「シスター・クリスティ」だと普通過ぎてしまい「シスター・クリスチャン」になるとどこか不思議で神聖な印象を与えるという、ちょっとしたヒネりがヒットする(今でいうバズる)要因になるというヒット曲の誕生を物語るような逸話です。
曲の中では"Mortoring"という言葉が「旅立ち」「自立」「巣立ち」という様々な印象を聴く人に与える象徴的な言葉として繰り返されるのが歌詞の魅力でしょう。
またケリーは、当のクリスティはこの曲が世に出たとき、あまりにも恥ずかしくて改名することまで考えたと語ってます。
これだけの名曲なのにクリスティはきっとシャイな方なのでしょう。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Spotifyから補足しています。
動画はフェアウェルライブでの演奏を貼付しています。
2階席で観た私にとってメンバーのアップが見れて感激です。
20251016 Night Ranger - Sister Christian (live in Japan)
歌詞/和訳
Title : Sister Christian
[Verse 1]
Sister Christian, oh, the time has come
And you know that you're the only one to say, "Ok"
僕の妹クリスチャン、時は来た
決断するのは君だけなんだ
Where you goin'? What you lookin' for?
You know those boys don't want to play no more with you, it's true
どこへ向かい、何を探してるんだ?
もう男友達は子どもじみた遊びはしないよ、本当だ
[Chorus]
You're motoring
What's your price for flight?
In finding Mister Right
You'll be alright tonight
今が旅立ちの時
その覚悟は出来てるかい?
理想の相手を探して
もう君なら大丈夫だ
[Verse 2]
Babe, you know you're growin' up so fast
And mama's worryin' that you won't last to say, "Let's play"
君はあっという間に大人になっていく
ママは心配してる、君が"遊んで!"って言わなくなることを
Sister Christian, there's so much in life
Don't you give it up before your time is due, it's true
It's true, yeah
僕の妹クリスチャン、人生に多くの可能性がある
時が来るまで諦めないで、本当だよ
真実なんだ
[Chorus]
Motoring
What's your price for flight?
You've got him in your sight
And drivin' through the night
今が旅立ちの時
覚悟は出来てるのかい
理想の彼を見つけたんだね
夜を駆け抜けるんだ
Motoring
What's your price for flight?
In finding Mister Right
You'll be alright tonight
今が旅立ちの時
もう覚悟は出来てるかい
理想の相手を探して
もう君なら大丈夫だ
[Guitar Solo]
[Chorus]
Motoring
What's your price for flight?
In finding Mister Right
You'll be alright tonight
今が旅立ちの時
もう覚悟は出来てるかい
理想の相手を探して
もう君なら大丈夫だ
You're motoring
What's your price for flight?
In finding Mister Right
You'll be alright tonight
今が旅立ちの時
その覚悟は出来てるのか
理想の相手を探して
もう君なら大丈夫だ
[Outro]
Sister Christian, oh, the time has come
And you know that you're the only one to say, "Ok"
But you're motorin'
Yeah, motoring
どこへ向かい、何を探してるの?
決断するのは君だけなんだ
君はもう走り出している
そう、そのまま行こう
収録アルバム
紹介した曲は↓の2ndアルバム[Midnight Madness]に収録されています。
アメリカン・ハード・ロックを代表する名盤中の名盤でしょう。
私の中ではそのジャンルで不動のナンバーワンです。
US Billboard 200では最高15位を記録し、プラチナム(100万枚)、日本でもゴールド(10万枚)を記録したバンドの代表作です。
意外か想定内かわかりませんがヨーロッパではドイツで小ヒットになった以外はチャートインしてないようです。
最後まで見て頂きありがとうございました!
ではまた。
ランキングに参加しております。
よろしければクリックして貴重な1票をお願いします!
