今日はColdplay(コールドプレイ)の2024年10月4日にリリースされた[ONE WORLD (ワン・ワールド)]を和訳してみます。
歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。
ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
- 曲名: ONE WORLD (ワン・ワールド)
- バンド名: Coldplay(コールドプレイ)
- 収録アルバム:[MOON MUSiC (ムーン・ミュージック)] *Track 10
- アルバムリリース日:2024年10月4日
Coldplay (コールドプレイ)は、イギリス ロンドン出身のロック・バンドです。
この曲[ONE WORLD]は、2024年10月4日ににリリースされた10枚目のオリジナル・アルバム[MOON MUSiC (ムーン・ミュージック)]の10曲目に収録されてます。
曲のタイトルの直訳は「一つの世界」です。
まさに今のコールドプレイが描く音楽に相応しいタイトルの曲です。
このアルバムの評価は賛否両論です。
レビュー蓄積サイトのメタクリティックの評価はこの投稿時点で57と芳しくなく、楽観主義・B面ソングのより集め・EDMソング集のように聴こえるという評価が見られます。
たしかに[Music of the Spheres]より前のコールドプレイの持つ陰影というか明るさと暗さのバランスが失われてしまっているという寂しさはあります。
往来のコールドプレイらしい憂いや陰影が[Music of the Spheres]から確かに希薄になった印象はあります。
昨年2023年のライブはロック/ポップのライブの現在の最先端・大きな到達点であり、会場での一体感と壮大さ、そして感動的な演出は素晴らしかったです。
前作[Music of the Spheres]はアリーナで演奏することを前提としたと言える聴きやすさを重視したポップなアルバムで、彼らが今のロック/ポップのメインストリームであることに大きく貢献したアルバムで、ライブでの盛り上がりを重視したこのアルバムからの曲の存在感は大きかったです。
改めて前作[Music of the Spheres]を聴いてみるとやっぱり今作[MOON MUSiC]は曲単位での訴求感は少し落ちるように感じ、[Higher Power], [My Universe]と言ったアンセム級の曲がなくなったのは物足りないいうのはあります。
前作に比べて少し暗いトーンがあるのはアルバムのコンセプトもありますが、それでもアリーナライブ重視のアルバムトータルの統一性や他のジャンルとクロスオーバーしたヴァラエティ感はさらに豊かになってます。
同じく40分程度だった前作に比べると、アルバムトータルのまとまりというかフローが今作の方が聴き心地が良いです。
そしてよりジャンルレスになったところは次作か次々作で予定しているミュージカル作品を意識した作品のようにも曲によっては感じます。
それでもB面ソングという程のアウトテイク感はなかったですし、ましてやEDM云々というのはもはやロック・バンドの枠を超えたコールドプレイを評する言葉ではないような気がします。
これが2020年代を代表する名作とまではいかないですが、前作[Music of the Spheres]で押し進めた世界的で宇宙をも包括したラヴソング集の最終地点がこのアルバムのように思えます。
もう一作品似たようなアルバムが続くとちょっとな.....と思ってしまうかもしれませんが今作は今作でコールドプレイの一つの到達点として聴いてます。
これだけの大物バンドが1年置きにというのは難しいですがそれだけにライブがまた観たかったですね。
もしかしたら彼らのカタログの最後作まで[Music of the Spheres]シリーズが続くのかもしれませんが、キャリアの残り2作と言われるアルバムは前作・今作とは違った作品が聴きたいという思いはあります。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Official Lyric Videoから補足しています。
和訳後の感想や曲のエピソードは歌詞の下に記載しています。
Coldplay - ONE WORLD (Official Lyric Visualiser)
歌詞/和訳
Title : ONE WORLD
Producer : Bill Rahko, Daniel Green, Max Martin & Michael Ilbert
Writer : Chris Martin, Jonny Buckland, Guy Berryman, Will Champion, Apple Martin, Denise Carite, Shaneka Hamilton, Bill Rahko, Brian Eno & John Metcalfe
[Part I: One World]
[Intro]
[Verse: Chris Martin]
Oh, one world
Only one world
Oh, one world
Only one world
Oh, one world
Only one world
Oh, one world
Only one world
Oh, one world
Only one world
Oh, one world
Only one
そう、世界はひとつ
ひとつだけ
世界はひとつ
ひとつだけ
世界はひとつ
たった一つ
世界はひとつ
ひとつだけ
世界はひとつ
たった一つ
世界はひとつ
一つしかない
[Instrumental Break]
[Chorus: Chris Martin]
In the end, it's just love
In the end, it’s just love
Love
In the end, it's just love
In the end, it's just love
In the end, it’s just love
結局、愛なんだ
最後には、愛
愛
結局、愛なんだ
最後には、愛
結局、愛なんだ
最後には、愛
[Part II]
[Outro: Chris Martin, Chris Martin & Will Champion]
La, la, la-la-la-la-la
La, la-la, la-la
La-la, la, la-la-la-la-la
La-la, la-la, la-la
La, la, la-la-la, la
La-la, la, la-la-la
La, la-la, la-la-la, la
La-la, la-la, la-la
La-la, la-la, la
La-la-la, la-la, la
La-la, la-la-la
La, la-la
La-la-la, la-la
La-la-la, la-la
La, la-la, la-la-la-la
La-la, la-la, la-la
トラック・インプレッション
曲としてはアルバムラストに位置するアルバム終わりを告げるに相応しいアトモスフィアを強く感じるスローで映像的な曲です。
「世界は一つ、重要なのは愛なんだ」という誰にもわかるフレーズが繰り返し歌われます。
楽観的、理想論と言われようが、自分達でも批判されることを覚悟をしても歌わずにはいられないのが今のコールドプレイだと思います。
こんなバンドいるかというとパッと思い浮かばないし、僕らにはコールドプレイがいると思い、ずっと応援したいバンドでいたいという気持ちに揺るぎを確かにするアルバムであり曲でした。
ライブへ行けば皆優しい気持ちになり、環境や平和や人権について自分にできるちょっとしたことから考えて興味を持ち、身の回りの身近で些細な事から考えて行動する。
運動を起こしたり加わったりしなくともまずはそこからで良いじゃないかと感じます。
また下からコールドプレイの他の記事(和訳等)が見れますので良かったら見てください。
Coldplay (コールドプレイ) カテゴリーの記事一覧 - 歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜
最後まで見て頂きありがとうございました!
ではまた。
ランキングに参加しております。
よろしければクリックして貴重な1票をお願いします!