歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

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【歌詞和訳】Perfume - Pale Waves

今日はPale Waves(ペール・ウェーヴス)の2024年6月12日にリリースされたシングル[Perfume (パヒューム)]を和訳してみます。


歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。

 

Smitten

 

ザ・トラック・オブ・ザ・デイ

  • 曲名: Perfume (パヒューム)
  • バンド名: Pale Waves(ペール・ウェーヴス)
  • 収録アルバム: Smitten(スミトゥン)  *Track 5
  • アルバムリリース日:2024年9月27日

 

Pale Waves(ペール・ウェーヴス)は、イギリスはマンチェスター出身のオルタナティヴ・ポップ・ロック・バンドです。

この曲[Perfume (パヒューム)]は2024年9月27日にリリースされた4枚目のオリジナル・アルバム[Smitten(スミトゥン)]からの1枚目の先行シングルでアルバムには5曲目に収録されてます。

 

ここで簡単にペール・ウェーヴスのミニバイオです。

ペール・ウェーヴス(Pale Waves)は、イングランドのマンチェスター出身のインディーロックバンドで、リードシンガーでギタリストのヘザー・バロン・グレイシーがマンチェスターの大学在学中にドラマーのキアラ・ドランと出会い原形ができ、すぐにヘザーの祖母が描いた絵にちなんで「ペイル・ウェイヴス」というバンド名に改名します。

その後、メンバーチェンジを経てギタリストのヒューゴ・シルヴァーニとベーシストのチャーリー・ウッドが加わり、その後、メンバーチェンジなく活動しています。


2017年にDirty Hitとレコード契約を結び、シングル曲[There's a Honey]でデビュー。
デビューシングルをレーベルメイトであるThe 1975のマシュー・ヒーリーがプロデュースし、The 1975の北米ツアーのサポートを務めメディアでの注目を集めていきます。

同年9月14日にデビュー・アルバム[My Mind Makes Noises]をリリースしUKアルバム・チャートで8位を記録します。
2021年にセカンド・アルバム[Who Am I ?](UKアルバム・チャート3位)をリリースし、ヘザーを中心とした個性的なヴィジュアルから醸し出されるグラマラスさに80,90年代的雰囲気を持つキラキラしたプリティッシュ・ギター・ポップ・ロックで2020年代のイギリスを代表するロックバンドとなります。
デビュー当時からNMEの表紙を飾る等の本国イギリスでの人気っぷりが伝わり日本でもデビュー当時から話題を集めてました。


2022年にサード・アルバム[Unwanted](UKアルバム・チャート4位)をリリースします。
[Unwanted]はBLINK-182,Machine Gun Kelly,YUNGBLUDを手掛けたザック・セルヴィーニがプロデュースを担当し2000年代ポップ・パンク・テイストに溢れたライブ映えする楽曲が詰まったアルバムとなっています。

今作、[Smitten]は4枚目のアルバムとして2024年9月にリリースされました。
アルバムを重ねる毎にサウンドを変化させて成長してきたバンドが今作でどんな世界へ踏み込んでいくのか楽しみです。


曲のタイトルの直訳は「香水、匂い、香り」ですね。
歌詞を気にしなければ「ドリーミーでポップな心地よい」曲です。

はたしてどんな歌詞の曲でしょう。

 

なお英詞は"genius.com"から引用し、Official Videoから補足しています。

和訳後の感想や曲のエピソードは歌詞の下に記載しています。


Pale Waves - Perfume (Official)

 

歌詞/和訳

Title : Perfume
Producer : Simon Oscroft & Iain Berryman
Writer : Heather Baron-Gracie & Simon Oscroft


[Intro]
Ooh-ah, ah-ah-ah
Ooh-ah, ah-ah-ah

 

[Verse 1]
My mother said when I want something I never let it go
Call me obsessed, but I don't mind just as long as it's all mine
When I saw you I knew it was over, I just laid down and surrendered
Oh, laying in the fields with you, please tell me that we can make this last forever
Forever

ママが言ってた、私が欲しいものは絶対手放さない子だって
執着しているっていうけど、私のものになるなら構わない
君を見たときそれは終わりだとわかって、諦めた
君と草原に横たわって、これが永遠に続くと言って欲しかった
永遠に...


[Chorus]
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you my girl, yeah
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you my world
My world, yeah

君を、君を
君を、君を
君を、君を私の彼女にしたい
君を、君を
君を、君を
君を、君を私の全てにしたい
私の全てに


[Post-Chorus]
Oh-ah, ah-ah-ah

 

[Verse 2]
Sleep beside me
Come and see my dreams, my fears, and stay right here
Taste me with your mouth
Believe me, I can give you what you need
Your perfume on my skin
Can our love just begin?
Won't you let down your guard
And walk into my arms?

私の隣で寝て
私の夢の中に来て、この恐怖を味わい、ここに居て欲しい
私のキスを味わって
本当だよ、君が欲しいものをあげる
君の香りが私の肌に纏わる
私を愛してくれるかな
ガードを解いて
私の腕の中に来て欲しい


[Chorus]
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you my girl, yeah
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you my world
My world

君を、君を
君を、君を
君を、君を私の彼女にしたい
君を、君を
君を、君を
君を、君を私の全てにしたい
私の全てに


[Instrumental Break]

[Chorus]
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you my girl, yeah
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you
I wanna make, I wanna make you my world
My world, yeah

君を、君を
君を、君を
君を、君を私の彼女にしたい
君を、君を
君を、君を
君を、君を私の全てにしたい
私の全てに


[Outro]
Oh, oh-oh-oh
Yeah
Oh, oh-oh-oh, oh, oh-oh-oh, oh-oh

 

トラック・インプレッション

ヴォーカルのヘザー・バロン・グレイシーはこの曲について以下のように語ってます。

It’s the perfect introduction into the new world we’ve created. It’s queer, it’s feminine and it’s romantic, and it encapsulates the essence of Smitten.

— via Northern Exposure

 

これは私たちが作り上げた新しい世界への完璧な導入です。クイアで、フェミニンで、ロマンチックで、スミトゥンのエッセンスが凝縮されてます。

“PALE WAVES MEETS THE CRANBERRIES” | ‘PERFUME’ NEW SINGLE BY PALE WAVES - NORTHERN EXPOSURE

 

シンプルな歌詞だけど赤裸々なパーソナリティとロマンティックな空気をもっている、どこか不思議と引き込まれる曲です。
アルバムタイトル[smitten]は「打ちのめされた、ぞっこん惚れ込んだ、夢中」という意味があり、そのタイトルの世界観を現すような名刺のような一曲です。


ヘザーの好きなクランベリーズやザ・サンデーズのような凛とした90年代のオルタナ・ロックを思い出させる曲だけどしっかりペール・ウェーヴスが今まで築き上げてきたキャリアとオリジナリティを2024年という時代にアップデートされてます。

デビュー当時はレーベルの先輩のThe 1975の妹分バンドな感じもしましたが、完全にオリジナリティを確立したと感じさせます。

 

ロマンティックな90年代の空気だけでなく、同性愛者であることをカミングアウトしているヘザーらしい今の時代のフェミニンさとクイアネスやオープンな恋愛感が表現されたそんな一曲です。


ペール・ウェーヴスの他の曲の歌詞和訳は下記にも書いてますので良かったらどうぞ!

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最後まで見て頂きありがとうございました!

ではまた。

 

 

 

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