歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。思い出も添えて。

【歌詞和訳】Gravity - Pale Waves

今日はPale Waves(ペール・ウェーヴス)の2024年8月15日にリリースされたシングル[Gravity (グラヴィティ)]を和訳してみます。


歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。

 

 

Smitten

 

ザ・トラック・オブ・ザ・デイ

  • 曲名: Gravity (グラヴィティ)
  • バンド名: Pale Waves(ペール・ウェーヴス)
  • 収録アルバム: Smitten(スミトゥン)  *Track 3
  • アルバムリリース日:2024年9月27日

 

Pale Waves(ペール・ウェーヴス)は、イギリスはマンチェスター出身のオルタナティヴ・ポップ・ロック・バンドです。

この曲[Perfume (パヒューム)]は2024年9月27日にリリースされた4枚目のオリジナル・アルバム[Smitten(スミトゥン)]からの3枚目の先行シングルとして2024年8月15日にリリースされ、アルバムには3曲目に収録されてます。

 

ペール・ウェーヴス、12月に来日公演がありますね。
大阪と東京は豊洲PITで2回の公演です。

結構頻繁に来日公演をしてくれてて、2018年のサマソニで初来日して以来、コロナ禍の2020年・2021年以外は毎年来日公演をしてくれてます。
サウンドもヴィジュアルも日本人好みで特に若いロック好き女性ファンから絶大に支持されそうです。
バンドの華やかさとは違う結構しっかりとした演奏やパフォーマンスが見れそうな気がしてます。
私はまだ彼女達のライブは行ったことがないですが、出来たら参戦したいな。

ここで歌詞和訳特集っぽいことをしているので見届けたいのですが、何故か今年の12月はライブ参戦びっしり予定入ってしまってるんですよね...

メンバーは日本大好きなようで、ヘザーは日本に来たら着物・制服・メイド服を着てコスプレカラオケを楽しみにしているとか。


タイトルの直訳は「重力」ですね。
歌詞を気にしなければ「ポップで明るくドリーミーな感じ」の曲です。

はたしてどんな歌詞の曲でしょう。

 

なお英詞は"genius.com"から引用し、Apple Musicから補足しています。

和訳後の感想や曲のエピソードは歌詞の下に記載しています。


Pale Waves - Gravity (Official)

 

 

歌詞/和訳

Title : Gravity
Producer : Hugo Silvani & Iain Berryman
Writer : Heather Baron-Gracie & Hugo Silvani


[Verse 1]
I like to imagine
Me and her in the garden
As the flowers start to bloom
She's living in my mind
Not knowing what she'll find
But she stays and stays
All night, all day

想像するのが好き
彼女と庭園にいると
花々が咲き始める
私の心の中に彼女がいる
彼女が何を見つけるかわからないけど
いつも一緒にそこにいる
夜中も昼も


[Pre Chorus]
I'm a little bit in over my head
Said I wouldn't let her but instead

私にはちょっと手に負えない
彼女にはそうさせないと言ったんだけど


[Chorus]
She's pulling me like gravity
Everywhere she goes
Am I in too deep or outta my reach?
Little does she know
She keeps pulling me
Keeps pulling me like gravity

彼女は重力のように私を引き寄せる
彼女がどこにいようとも
深みにはまってるのか、手の届かないところにいるのか?
彼女はそのことに気付いてない
彼女は私を引き寄せる
重力のように私を引き寄せる


[Verse 2]
We go well together
But I couldn't let her
Know she's all I think about
You see she loves Jesus
So that always stopped us
So I tried to pray but nothing changed

私たちはうまく付き合っていてる
でも私は彼女に言うことができなかった
考えるてことは彼女のことばかりだって
彼女はイエスを愛している
それがいつも私たちを引き留める
祈ろうとしたけれど何も変わらなかった


[Pre Chorus]
I'm a little bit in over my head
Said I wouldn't let her but instead

私にはちょっと手に負えない
彼女の思うようにさせないと言ったんだけど


[Chorus]
She's pulling me like gravity
Everywhere she goes
Am I in too deep or outta my reach?
Little does she know
She keeps pulling me, keeps pulling me
Oh, the effect that she has on me
She's pulling me like gravity

彼女は重力のように私を引き寄せる
彼女がどこにいようとも
深みにはまってるのか、手の届かないところにいるのか?
彼女はそのことに気付いてない
彼女は私を引き寄せる
私に及ぼす彼女の影響力
重力のように私を引き寄せる


[Bridge]
I'll go anywhere she wants
I'll be anything, anyone
Talking too much to Mary
Oh, and now she wants ordinary

彼女が望むところならどこへでも行く
何にでも、誰にでもなる
聖母マリアと話しすぎて
今、彼女は普通の生活に戻りたがってる


[Chorus]
She's pulling me like gravity
Everywhere she goes
Am I in too deep or outta my reach?
Little does she know
She keeps pulling me, keeps pulling me
like gravity

彼女は重力のように私を引き寄せる
彼女がどこにいようとも
深みにはまってるのか、手の届かないところにいるのか?
彼女はそのことに気付いてない
彼女は私を引き寄せる
重力のように

 

 

トラック・インプレッション

個人的な壺ポイントは、歌い出しの[I like to imagine]の「アーイ」というところと、オープニングとブリッジが終わって静かなブレイクで使われるリバーブたっぶりのコーラスです。いつもここでグッと来てしまいます。

キラキラしたギターサウンドが印象的な明るい曲調だけど、ヴォーカリストのヘザーはイギリスのケラング誌で下のように語ってます。

“Gravity” is about a woman who chose Jesus over me. It took the longest of all of the songs on the album to finish, I think we must have rewritten it millions of times to get it to where it is now.

— via Kerrang!

「Gravity」は私よりもイエスを選んだ女性についての曲です。アルバムの曲の中で完成までに最も時間がかかりました。今の形になるまでに何百万回も書き直したに違いないと思います。

 

歌詞は結構複雑な心境を歌っていて、二人の関係より宗教を選んだ恋人に振り回されている心情を歌っているようです。
百万回書き直したというのはさすがに大袈裟だと思いますが、その甲斐あって恋の重力の魔法にかかけられ、彼女も自分も思うようにいかなずハマってしまっているい状態が感じられる不思議な魅力を感じます。
物理学的な意味での重力でなく、何物かに引き寄せられて自由が効かない状態ですね。

もしかしたら相手は深いところまで行ってしまい危ない状況なのかもしれないけど肝心の彼女がそのことに気付いてるのか気付いてないのかが良い意味で曖昧だったり、重力のように引き寄せられてしまい、彼女自身も自分がどうなっているか理解できておらず、助けたくてもどうしようもない感じが絶妙に表現されてます。

この曲もアルバムタイトル[Smitten]の通り、誰かに取り憑かれて夢中になってしまっていることを歌った曲です。

歌詞で注釈は一切つける必要のないくらいシンプルな単語で綴られてますが、少し重目のテーマで微妙な感情を表現していてるので和訳が簡単という訳でもなかったです。
それでもサウンドはあくまで明るくポップです。
まさにポップ・ロックの魔法を感じる曲に仕上がってます。


元々良いメロディの曲を書くバンドでしたが、このメロディと歌詞を書けるヘザーってかなりの名ソングライターだと確信する曲です。
将来的にもバンドやヘザーがどのように成長していくのかが楽しみになります。


ペール・ウェーヴスの他の曲の歌詞和訳は下記にも書いてますので良かったらどうぞ!

Pale Waves (ペール・ウェーヴス) カテゴリーの記事一覧 - 歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

 

最後まで見て頂きありがとうございました!

ではまた。

 

 

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