歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。思い出も添えて。

歌詞和訳:Sink or Swim - Onerepublic

今日はOnerepublic(ワンリパブリック) Sink or Swim(シンク・オア・スイム)です。
直訳は「沈むか泳ぐか」ですね。
歌詞を気にしなければ「ゆったりとして優しげなポップ・ロック」です。
はたしてどんな歌詞の曲でしょう。


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アーティフィシャル・パラダイス

 

ザ・トラック・オブ・ザ・デイ

  • トラック名: Sink or Swim (シンク・オア・スウィム)
  • バンド名: OneRepublic (ワンリパブリック)
  • 収録アルバム: Artificial Paradise (Deluxe)
    (アーティフィシャル・パラダイス (デラックス))  *Track 3
  • アルバムリリース日:2024年7月12日 

 

OneRepublic (ワンリパブリック)は、アメリカはコロラド出身のポップ・ロック・バンドです。

今日は2024年7月12日にリリースされた6枚目のオリジナル・アルバム[Artificial Paradise(アーティフィシャル・パラダイス)]から3曲目の[Sink or Swim]です。

ヴォーカリストのライアン・テダーはバンドのInstagramの公式アカウントで下記のように語っています。

www.instagram.com

 

ライアンもInstagramで語っているように過去8年間に書き続けた既出曲が多く集まったアルバムです。

アルバムのコンセプトについて要約すると、自分たちが今生きているデジタル化社会で書き続けた結果、[Artificial Paradice (人工楽園)]というキーワードが何度も浮かび、そんな人工的な物事に支配されるような社会の中で人間としての本当の繋がり、愛を見つけていくという意志のもとにまとめ上げられたのがこのアルバムのようです。

 

初めは統一感がないかなと感じましたが、何度か通して聴いていくうちに途中に挟まれる浮遊感のあるエレクトロやオーケストラ風のインスト曲の効果も相まって、聴き手のフローを乱すこと無くスムーズに聴き通せるなと感じるようになってきました。そんな聴き心地の良さと寄せ集め感がないところはアーティストのアルバムコンセプトの意向が反映されているように思えます。

このアルバムの本編はリラックスして聴けるエレクトロポップ曲を中心に、間にシングルリリースとなった適度な高揚感を持つ曲が挟まるというアルバム全体の流れを崩すことがなく絶妙な構成になってます。

その心地良さはワンリパらしいエレクトロ・ポップ・ロックサウンドと、カラッとしたキャッチーなフックを持ちながらも哀愁味を感じさせる抜群のメロディセンスによるものだと思います。

どちらかというと電車の中や街を歩きながらの喧騒のある光景の中で聴くよりも、ビーチや夜空を見上げながらリラックスしながら浸りながら聴くのが一番です。
でもリラックスしながら部屋や車の中で聴くにも最適。
いずれにせよ今の夏の時期にピッタリなアルバムです。

 

そんな人工楽園の大海原の中に沈むか泳いでいくかを問いかけるような曲を聴いてみます。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Apple Musicから補足しています。

 


OneRepublic - Sink Or Swim (Official Audio)

 

歌詞/和訳

Title : Sink or Swim
Producer : Brent Kutzle, John Nathaniel & Simon Oscroft
Writer : Ryan Tedder, Brent Kutzle, John Nathaniel, Josh Varnadore & Simon Oscroft


[Intro]
Are we gonna sink or swim?
Tide's gettin' high, and we might go under
Thinkin' we should jump right in
'Cause if we don't now, then we'll always wonder

沈むか、泳ぐか
潮が満ちてきて、沈んでしまうかもしれない
飛び込まなくちゃ
今飛び込まなければ、ずっと悩み続けることになるから


[Verse 1]
Feelin' like a drop in the ocean
These days I've been
Swimmin' through a mix of emotions
But hey

大海原の一しずくのような気分
近頃僕は
複雑な感情の中を泳いでいる
でも


[Pre-Chorus]
Even if the sun burns out, stars fall down
I'ma be there with you*1

Even when our heads get loud
Thinkin' 'bout are we gonin' make it through

たとえ太陽が燃え尽きても、星が落ちても
君と一緒にいるよ
たとえ頭がおかしくなっても
乗り越えていこう


[Chorus]
Tell me, are we gonna sink or swim?
Tide's gettin' high, yeah, we might go under
Thinkin' we should jump right in
'Cause if we don't now, then we'll always wonder
Jumpin' right in, yeah, we jumpin' right in, ayy
Are we gonna sink or swim?
Tides gettin' high, and we might go under

沈むのか、泳ぐのか言ってくれ
潮が満ちてきて、沈んでしまうかもしれない
飛び込まなくちゃ
今飛び込まなければ、ずっと悩み続けることになるから
すぐに飛び込むべきだ、飛び込まなくちゃ
沈むのか、泳ぐのか言ってくれ
潮が満ちてきて、沈んでしまうかもしれない


[Verse 2]
I, I wanna know
Are we gettin' close or we driftin' farther?
I won't let you go in the undertow
no, no, no

知りたいんだ、近づいているのか、それとも遠くに流されているのか
君を引き波に行かせはしない、そうしないよ


[Pre-Chorus]
Even if the sun burns out, stars fall down
I'ma be there with you
Even when our heads get loud
Thinkin' 'bout are we gonna make it through?

たとえ太陽が燃え尽きても、星が落ちても
君と一緒にいるよ
たとえ頭がおかしくなっても
乗り越えていこう


[Chorus]
Tell me, are we gonna sink or swim?
Tides gettin' high, yeah, we might go under
Thinkin' we should jump right in
'Cause if we don't now, then we'll always wonder
Jumpin' right in, yeah, we jumpin' right in, ayy
Are we gonna sink or swim?
Tides gettin' high, and we might go under

沈むのか、泳ぐのか言ってくれ
潮が満ちてきて、沈んでしまうかもしれない
飛び込まなくちゃ
今飛び込まなければ、ずっと悩み続けることになるから
すぐに飛び込むべきだ、飛び込まなくちゃ
沈むのか、泳ぐのか
潮が満ちてきて、沈んでしまうかもしれない


[Post-Chorus]
Are we gonna, are we gonna, are we gonna, are we gonna sink or swim?
Are we gonna, are we gonna, are we gonna, are we gonna sink or swim?
Are we gonna, are we gonna, are we gonna, are we gonna?
Yeah, we're jumpin' right in
Are we gonna, are we gonna, are we gonna, are we gonna?

僕たちは、僕たちは、僕たちは、僕たちは、沈むか泳ぐか
僕たちは、僕たちは、僕たちは、僕たちは、沈むか泳ぐか
僕たちは、僕たちは、僕たちは、僕たちは
そう、今飛び込むんだ
僕たちは、僕たちは、僕たちは


[Outro]
Are we gonna, are we gonna, are we gonna, are we gonna sink or swim?
Are we gonna, are we gonna, are we gonna, are we gonna?

僕たちは、僕たちは、僕たちは、沈むか泳ぐか
僕たちは、僕たちは、僕たちは、僕たちは

 

トラック・インプレッション

ワンリパブリックはあまり評論家筋の高評価に無縁なバンドなので、正直じっくり歌詞と睨めっこして聴くようなアーティストではないですが、今回何曲か訳してみて比喩を存分に使う曲もありますが、総じて感情的でシンプルに聴き手にポジティブなメッセージを訴えかける歌詞も今回のアルバムには多いように思えました。

この曲は「沈むか泳ぐか」という選択を迫るようなフレーズが繰り返されますが、[Artificial Paradice (人工楽園)]のコンセプトの通り情報化社会への対処について歌われているような気がします。

海のように溢れかえる情報社会の中に埋もれてしまうか飛び出してみるか、選択するのはそれぞれの意志であっても飛び込んでみようよと歌い掛ける歌詞になっています。

その中で海の一滴のように感じたり複雑な感情の繰り返しのように思えても「君と一緒にいるよ」というフレーズを忍ばせることも忘れない優しさと心強いフレーズを忍ばせることを忘れてはいません。


ワンリパブリックの他の曲の歌詞和訳は下記にて確認できます。

xocky.net

 

 

ではまた。

 

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*1:I'ma I'm going to の省略形