演奏る方も観る方も、『やめられないとまらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ』
今日はゴールデンウィークの最終日5月6日に行われた日比谷公園大音楽堂(ヤオン)のNEMOPHILAの全曲再現ライブ「やめられないとまらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ」のライブレポートを観る側からのドキュメント的に書いていく。
セトリに沿ってつらつらと取り留めもなく書いていきます。
ライブ情報
- バンド名:NEMOPHILA (ネモフィラ)
- ライブ名:やめられないとまらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ
- 会場:日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)
- 演日:2025年5月6日(火) 15:30開演
はじめに・・・
NEMOPHILAは下の投稿で先月ライブを初めて観てすっかりハマってしまった。
NEMOPHILAライブは1ヶ月振りという短いインターバルだがこの全曲ライブは行きたかった。
ただ野外ライブが苦手なので2週間天気予報をチェックしてからチケットを取ろうと5月6日は曇りで雨が降らないことをチェックしてからチケットを取った。
なので座席は最後列。リスキーなチケットの取り方だが売り切れなくて良かった。
しかしライブの7日前になると予報が雨交じりに変わる。
5日前ともなると完全に一日中雨だ。
今の時代、天気予報が外れることはほとんどない。ここで当日雨になることを覚悟する。
mayuがこの企画は体育会の発想と言ってたが根がそうではない私はバンドには申し訳ないが行く前から少し気分が萎えてしまった。
案の定、当日は朝からしとしとと雨が降っていた。
5月にしては肌寒く、風がないのがせめてもの救い。
昔から運動会とか中止になってほしいイベントでも晴れになってしまうくらいの晴れ男なのでずっと一日中雨になることはないだろうと甘く見ていた。
youtubeチャンネルで葉月が言ってたようにてるてる坊主はやっぱり必要だったのか...
だけどバンドも尋常じゃない気持ちで臨む、ファンの応援も必要なバンドの歴史に残り存在証明になるライブ。
厳しさや辛さを観客も共有すべきライブには相応しい天候だと気持ちを切り替えて日比谷に向かう。
ライブ体験ドキュメント
今日のライブは開場13:30、開演15:30。
いつもは会場の雰囲気を楽しむために少し早めに会場入りするのだが、今日は直前まで雨を避けたかったのでぎりぎりまで雨宿りしてた私と友人は15:15頃に日比谷公園内に入る。
公園の中にはほとんど誰もいない。
「こんな雨の日はライブに来る人しか園内にはいないのに.....」と不安になり急足でなんとか15:30に入場ゲートをくぐる。
15:30過ぎて会場に入ると満員の気合の入ったファンが雨の中ライブをまだかまだかと待ち構えてる。
入場ゲート前で「チケット余ってませんか?」と買いそびれたファンらしき方から声をかけられたので、もしかしたら当日券販売が無かったか売り切れたのだろう。ヤオンは座席数2,500程のキャパだが完売だったのかも。
客席は最後列を一列空けていたがここはチケット売らず開放していたのかもしれない。
野音は何度も外周を歩いたり、テレビでも良くお目にかかる日本のロックの歴史を作ってきた有名な会場だが入るのは初めて。
入場ゲートまでは公園外周と園内をひたすら歩いて時間はかかるが入場ゲートを入るとすぐ客席なので助かった。
中に入ると広めのステージを客席が囲むような作りで視界が開けて雨が降ってても雨でも開放感を感じる。
来年改装らしい。一度来れて良かった。
着席したと同時にライブが始まる。何とか間に合った。
ライブは15:33頃、ほぼ定刻に開始となり、小雨とは言えない雨が降り続く。
一向に止む気配はない。
分かっていたがこの雨の中で4時間超えが予想されるライブは、野外ライブ慣れしてないので正直キツイと初っ端から感じ、中途半端な気持ちでライブに臨むことになった。
前半「陽の部」
1曲目[REVIVE], 2曲目[RISE]。
1st,2ndアルバムからアッパーな代表曲でライブはスタートした。
1. Revive *** From 1st [REVIVE] ***
2. Rise *** From 3rd [EVOLVE] ***
3. Progress *** From 4th [Apple of my eyes] **** Mayu MC *
3曲目の[Progress]の後は初めのMC。
Mayuの「こんにちは~NEMOPHILAで~す」に続く言葉は「雨じゃねーか!」。
会場にいる全員の心の内を絶叫する。
「過酷な日を乗り越えて一生忘れられない日にしましょう。雨降らないと地面はかたまらないからね!」とファンの気分を鼓舞してライブを続ける。
mayuの元気な言葉に気持ちが救われる。
今回少々無理やり気味に誘ったNEMOPHILAを知らない音楽ファンの友人からは意外にも天候の文句は無い。
「ヴォーカルの子、いい声してるな」と言い「そうだろ、わかってるね」などと会話しながらなんだかんだ最後まで盛り上がってくれた。
4. Enigma *** From 3rd [EVOLVE] ***
5. Back to the Wild *** From 2nd [Seize the Fate] ***
6. Fighter *** From DISSENSION EP ***
7. Rock'n Roll Is? *** From 2nd [Seize the Fate] ***
-SE-
8. Seaze the Fate *** From 2nd [Seize the Fate] ***
9. 雷霆 -RAITEI- *** From 1st [REVIVE] ***
10. Change the world *** From 1st [REVIVE] ***
* むらたたむ MC *
ライブ後に知ったけど「陽の部」と「陰の部」の2部構成らしい。
開始後に「そうか?」という疑問は残りつつも1stアルバムから4thアルバムまでバンドの歴史をたどるような予想可能なセトリではない。
お得意のスピーディでアグレッシブなNEMOPHILAらしい曲と、新境地に挑みバンドの幅を広げて方向性に疑問を持たれたであろう曲をうまく交互に組み合わせ、間に[Fighter]のようなEPのみ収録曲も挟んでくる。
次はどの曲がくるのかと意外性の楽しさがあって良い。
ライブに来るファンはバンドを知ってるのでヴァラエティに富んだ曲もNEMOPHILAの個性のうちであることを十分理解している。
この時代に幅広い音楽性に対して何をやりたいか分からないとか筋が通ってないとか一貫性がないということ自体がどうかと思う。
メタルの枠に押し込められメタルメディア以外であまり取り上げられず状況は厳しいが頑張ってほしい。
それぞれのアルバムを聴いてもバンドらしさは感じるし、これは違うと思ったら離れるだけだ。NEMOPHILAのファンは音楽的嗜好に柔軟性ある人だと思う。
NEMOPHILA流ロックンロールがさく裂する1stの10曲目[Change the World]では、サビの部分に合わせて「全曲ライブ、最後までがんばろう!」と書かれた横断幕がステージに現れて皆で大合唱するFUN(楽しさ)な小技を随所に挟んでくるところも中だるみ防止に機能している。
MCを随所に挟むので長丁場のライブだがつまらないとか退屈と感じる時間帯が全くない。何よりもNEMOPHILAは良い曲多いなと改めて感じる。
そしてここでむらたたむのMC。
「みんな~~~大丈夫ですか~~~!」が第一声。そして観客の体調に気を遣う。
今日は配信もやってるらしい。
配信観てる人へ「お茶の間で観てるそこの君、こっちは雨に打たれてるけど見てろよ~」と「次の曲いくぞ~~~!」と11曲目 [Just Do It!]へ繋ぐ。
11. Just Do It! *** From 4th [Apple of my eyes] ***
12. Ray of Light *** From 2nd [Seize the Fate] ***
13. AMA-TE-RAS *** From 3rd [EVOLVE] ***
14. Life *** From 1st [REVIVE] ***
-SE-
15. Justice *** From 3rd [EVOLVE] ***
16. ERROR DETECTION *** From 4th [Apple of my eyes] ***
17. 炎天 -ENTEN- *** From 2nd [Seize the Fate] ***
18. MONSTERS *** From OIRAN - Single ***
ここでは1stから4thアルバムからまんべんなく選曲されたアッパーな曲が立て続けに演奏される。名盤 神1stからのアンセム14曲目[Life]をこのパートで投入。
音源ではエモなツインギターのハモリが印象的な曲だがライブでは葉月が一人で長めのソロで頑張る。
SAKI脱退後はmayuが時折バッキングギターで音の厚みをカバーすることが多くなったがこの曲ではどうだったか忘れた。
陽の部では[Fighter],[MONSTERS]といったEPのみ収録の曲もやってくれて新鮮。
このパートが終わると開始から約1時間10分程だ。
* ハラグチサンMC *
19. アナタダレ *** From 4th [Apple of my eyes] ***
* 葉月MC *
20. Beautiful Days *** From 4th [Apple of my eyes] ***
21. Waiting for you *** From 2nd [Seize the Fate] ***
22. ALIVE *** From 3rd [EVOLVE] ***
23. Burn It *** From 4th [Apple of my eyes] ***
24. Good as hell quartet *** From 4th [Apple of my eyes] ***
ここでハラグチサンのMC。
「次、Hey,boo, What's up, bro! って言って欲しいんだけど日比谷やれますか~~!」からの[ERROR DETECTION]へ。
ここでは個人的にはポップパンクな[waiting for you]が良かった。
歌詞も明るく前向きでゆるふわでチアなコーラスが楽しく、こんなノリの良い曲だっけと何度も聴いてた曲だが今更見直す。
前半戦はNEMOPHILAの新しいアンセムになったと言っても良い4thからの24曲目[Good as hell quartet]で締める。
シャウトパートがない伝統的な歌謡Jハードロック的でSHOW-YAとか思い出す。
17:10頃にmayuの「それじゃ〜、休憩〜!」という合図で休憩に入る。
この時点で17:15頃。ライブ開始から1時間40分が経った。
ここで同時に半分=折り返し地点。演奏曲の半分が終わる。
バンドはまだまだ元気なようだけど通常のセットであればライブは終わってる時間。
恒例の写真撮影の時、mayuは健気にMCを続けるが1セット分のライブが終わりまだ残り半分が残っているという疲れや混乱を感じ、過酷な耐久レースライブのバンドのプレッシャーをまじまじと感じる。まるでマラソンだ。
初の雨の中の野外ライブで戸惑いながら盛り上がってる私も手綱を引き締めて後半楽しもうという気になってくる。
17:15から17:30頃まで15分程休憩があり、これが見るほうに良い効果をもたらす。
男性比率高いので男子トイレに長蛇の列ができるという私が見てきたライブでは珍しい光景。
売店でアルコールとつまみを買って体を少しでも温めることが出来た。
そして泣いても笑っても半分が終わった、楽しんで応援しようと体と気持ちを整える。
良かったのがこのタイミングで雨がだいぶ小雨になったこと。
ポンチョやレインコート無しでも良いかと思えるまで止んできて、これ以降も天候は安定した。
後半「陰の部」
そして後半「陰の部」は17:30頃開始。
1曲目(通しで25曲目)は意表をつくメタリカのカバー曲[Master Of Puppets]から始まる。
初期衝動EPからも全曲しっかりやり、意外にもここからの曲が陰の部のダーク&ヘヴィで混沌なムードを作り上げていく。
25. Master Of Puppets (Metallica Cover) *** From The Initial Inpulse - EP ***
26. STYLE *** From 2nd [Seize the Fate] ***
27. ZEN *** From 2nd [Seize the Fate] ***
28. Stuck *** From The Initial Inpulse - EP ***
* 葉月MC *
29. OSKR *** From 3rd [EVOLVE] ***
30. Rollin'Rollin' *** From 1st [REVIVE] ***
31. Sugar (System Of A Down Cover) *** From The Initial Inpulse - EP ***
32. Hammer Down *** From 3rd [EVOLVE] ***
オリジナルのイメージが強すぎてロックを歌うために生まれた天才ヴォーカリストのmayuもさすがに[Master Of Puppets]は合わないかと感じるがたむら演奏陣が頑張る。
逆に31曲目のシステム・オブ・ダウンのカバー[Sugar]はNEMOPHILAきっかけで後追いでオリジナルを聴いたこともありさほど違和感を感じない。
葉月のMCによると[Master Of Puppets]と[Stuck]はライブでは初めてで結構大変とのこと。
「後半戦まだまだこれからです。盛り上がっていくぞ〜!」とライブ人気曲[OSKR]に続く。この曲はmayuの突っ張りパフォーマンスもありライブで本当に映える。
この時点で時間は18:10頃。まだ陽は落ちてない。
-SE-
33. GAME OVER *** From 1st [REVIVE] ***
34. 徒花 -ADABANA- *** From 2nd [Seize the Fate] ***
35. HYPNOSIS *** From 1st [REVIVE] ***
36. Night Flight *** From 3rd [EVOLVE] ***
-SE-
37. (Sic) (Slipknot Cover) *** From The Initial Inpulse - EP ***
38. G.O.D. *** From 4th [Apple of my eyes] ***
39. now I here *** From 2nd [Seize the Fate] ***
40. YELL ~軌跡~ *** From 3rd [EVOLVE] ***
この時間帯が進むにつれて陽も落ちて暗くなってきた。
このパートでは短めのMCを挟みながらも立て続けに曲を畳み掛ける。
この辺りでやっと陽の部、陰の部の違いが分かってくる。
陽の部は会場中央のバンドロゴや左右に飾られた提灯がお祭りムードを作っていたが、陰の部ではステージがライトアップされスモークもふんだんに使わパイロも上がる。
それによく合う曲やヘヴィに攻めた曲が多く、夜の時間帯にしっくり来る。
観客との掛け合いが特徴の36曲目[Night Flight]もそんな演出に合う曲。
ただ後半戦が始まってついていくぞと思いながら観てるが、雨は上がって来ても気温が下がって来てるので、寒さで手かすっかり冷えてしまいポケットに手を入れてないとかじかむようになる。この時間帯が一番体調がしんどかった。
暫くはハンズアップはお休みになり、流れに任せて楽しむようになった。
印象に残ったのは39曲目のミディアム・バラード[now I here]。
開始から3時間程が経過し時間はもう18:30。ライブ開始から3時間が経つ。
辺りは夕暮れから夜になる時間。
いい曲だと思ってはいたがそんな時に聴くとなおさら野音の夕暮れ時というシチュエーションがハマりグッとくる。
あまりバラード好きではない私だがNEMOPHILAのバラードは曲構成とギターソロが良くてライブだとなおさら良い。
40曲目の[YELL ~軌跡~]辺りになるとmayuのヴォーカルのかすれ方が顕著になってきて本当に辛そう。ひたむきさが伝わってきて皆が「がんばれ〜」という気持ちで声を上げる。
* mayu MC *
41. ODDYSSEY *** From 3rd [EVOLVE] ***
-SE-
42. BRAINWASH *** From 4th [Apple of my eyes] ***
43. 赤加賀智 -AKAKAGACHI- *** From 4th [Apple of my eyes] ***
44. 鬼灯 *** From 1st [REVIVE] ***
このあたりで開演から3時間10分程経ち18時半過ぎ頃。
「みなさん、楽しんでますか〜」と言いつつも「さすがに.....」と声につまるMayu。
プロとして喉の辛さは言葉に出せないのだろう。その次の言葉がない。
そんなmayuに対して観客から大きな声援が上がる。
そろそろこの時間帯は辺りもうっすら暗くなってきて野外、そして日比谷特有の独特の雰囲気が出てくる。
ステージのライティングとスモークがヤオンの夜と絡む。
都会のオアシス公園の草木の湿った匂い、幻想的な雰囲気が現実とは少しかけ離れたところにいるような感覚だ。
"地獄"ではないが魔性という言葉が合うスピリチュアルな瞬間だった。
このライブの起承転結の"転"のムードが出てくる。
ライブで体験することでしか味わえない何とも言えない感覚がここで味わえる。
この雰囲気がライブがそろそろ終盤となっている感慨もあり、心と体の疲れを癒すヒーリング感覚を味わうことになる。
やっぱりこのライブはヤオンで良かったんだ、と感じる。
ここで葉月のアコギとmayuのキーボードで歌われたのが41曲目[ODYSSEY]。
NEMOPHILAのバラードはパーソナルな気持ちを聴いてる人と共有できるように素直な歌詞が多いのが良い。
この曲も人との付き合いの中での辛さや切なさを感じつつ、前向きに生きて行く気持ちを歌った曲だ。メタルの歌詞らしくないこういったところが好きだ。
ここは、日比谷の夕暮れから夜になった瞬間のミステリアスさとこの曲の暖かさと人間臭さが交差する瞬間。
葉月とmayuの二人の演奏だが今日のライブを観た人の感情を震わす絶対的なハイライトだと思った。
しかしこの次42曲目がNEMOPHILAいちヘヴィでメタルコアな[BRAINWASH]。
しっとりしたバラードから際重メタルコアに続く流れは前回のライブでも経験しておりここがかなり上がる。
そして野外のライティングの綺麗さやスモークをふんだんに使った幻想的な演出がライブをさらに盛り上げていく。
* 葉月 MC *
* むらたたむ MC *45. Soaring ~to be continued~ * 歌詞有り特別バージョン *** From 2nd ***
46. 開花宣言 *** 新曲 ***
ここで葉月から9月にNEMOPHILA 初フェス[地平天成極音道中地獄フェス]の開催が発表される。「地平天成」とは天地が調和し、物事が順調に進む状態のことらしい。
そしてむらたたむより「安心してください。もう終盤です」との声。
「え~っ」「はじめから~(やって)」と「もう一回(やって)」と遠慮ない声も飛ぶ。
ここからは今日だけの特別曲として2nd[Seize the Fate]のエンディング曲[Soaring 〜to be continued〜]の続きとなるヴォーカル有りバージョンと新曲[開花宣言]が披露される。
* mayu MC *
47. SORAI *** From 1st [REVIVE] ***
48. DISSENSION *** From 1st [REVIVE] ***
49. OIRAN *** From 1st [REVIVE] ***
そしてエンディング。mayuが「ラスト3曲。まだ私たちを象徴する曲が残ってます。負けないぞ〜!今ままで以上にぶち上がってください、行きますよ〜!」と言い、NEMOPHILAを代表する絶対的な3曲で幕を閉じた。
“やめられないとまらない”夜が終わったのは19:40頃。
休憩挟んで4時間超えの熱演が終わり会場出たのは20時前だった。
前半から飛ばし、アルバムの中の隠れた曲が聴けて、要所要所に代表曲を配置し、中だるみは一切無かった。
強いて言えば野外ということもあるのかマイクの調子がイマイチでヴォーカル(歌詞)とMCが聴き取りづらいところがあった。
あとちょっと蛇足に感じたのがSE。
これで起承転結を演出したかったのかもしれないが単なるBGM的になってしまったのが残念。
もう少し長めにしてもバンドにとっても観客にとっても良かったかな。
逆にメンバーのMCがうまくチェンジ・オブ・ペースになっていたと思う。
おわりに・・・
「地獄の全曲ライブ」
確かに4枚のオリジナル・アルバムから42曲、The Initial Impulse - EPから4曲、EPのみ収録2曲、全48曲完走を見届けさせてもらった。
しかも新曲までやってくれて本当にお疲れ様でした!
バンドにとってはプレッシャーとの戦いのようなライブだったが、観る人にとっても天候が悪く長丁場のライブをいかに楽しむかという心構えとの戦いのようなライブ。
ライブはたくさん曲をやって時間が長ければ長いほど良いというファンの希望や世間の風潮に一石を投じる挑戦のような、世間の希望と疑問とも戦ってるようなライブだった。
そしてNEMOPHILAはヘヴィ・メタルバンドだけどヘヴィ・メタルバンドじゃない、そんな枠に捕らわれないバンドであり、ヴォーカル・演奏・曲の素晴らしさと愛しいキャラでファンを魅了するバンドであると痛感した一日。
終わってみればライブ中、辛かったり上がったり体調キツくなったり感動したりいろんな思いが交差するライブだった。
数日後にここで体験した思い出や感慨が込み上げてくるのではないかと思う。
ではまた。
最後まで見ていただきありがとうございました!
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