【ライブレポ】グリーン・デイ Saviors Japan Tour 2025/2/26 Kアリーナ横浜
今日は先日2月26日にKアリーナ横浜で観たGreen Day(グリーン・デイ)のライブレポートを書いていきます。
そしてライブでのビリー・ジョー・アームストロングのMC(スピーチ)の和訳、そして最後に歌われた [Good Riddance (Time of Your Life) ]の歌詞和訳をします。
ビリーのMC(スピーチ)の和訳と、曲の歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次をクリックしてください。
ライブ情報
- バンド名:Green Day(グリーン・デイ)
- ツアー名:Saviors Japan Tour 2025
- 会場:Kアリーナ横浜 (K-Arena Yokohama)
- 公演日:2025年2月26日(水)
ライブ・レポート
グリーン・デイ15年振りの来日公演、ベスト盤[INTERNATIONAL SUPERHITS!]からリアルタイムで聴き続けながら初めてのグリーン・デイライブ。遅すぎましたが最高でした。
初めから最後までず〜〜とクライマックス、盛り上がりっぱなしのライブでバンドもお客さんも熱かったです。
前座のおとぼけビーバーは長蛇の列のグッズ売場に並んでしまったので最後の1曲しか見れず。彼女たちはほぼ開演時間の19時近くまでやってたのでグリーン・デイは定刻より約30分遅れて19時半前に客電が落ちます。
オープニングでクイーンの[Bohemian Rhapsody]、続いてラモーンズの[Blitzkrieg Bop]が流れる中、マスコットキャラ?のピンク・バニーが登場。
バンドが出てくる前から会場中、大合唱が巻き起こります。
しかしこの日本でラモーンズの曲の大合唱が起こるなんて....ラモーンズというか曲が有名なんでしょう。みんなよく知ってるなぁと始まる前から嬉しくなります。
ここまで熱を出せるアーティストとファンの絆って意外と少ないと思ってって、グリーン・デイは日本にとって特別なバンドなんだなと実感でき、否が応でも気持ちが盛り上がります。
バンドが出てくるとアルバム[Saviors]から[The American Dream Is Killing Me], そして[Dookie]編に入り、インタールード的に[Saviors]の曲や[Minority]を含む曲を数曲やった後、間髪入れずに[American Idiot]編に突入。セットもジャケ写と同じオブジェに変わります。
ヨーロッパやアメリカでやってた[Dookie],[American Idiot]の全曲再現とはなりませんでしたがそれでもやりにやったり25曲、演奏時間は2時間。
2025年に入ってからの南アフリカ、アジアツアーからは曲数を絞って演奏時間は短くなりましたが、Kアリーナの立地もあり公演時間があと30分長引くと終電間合わなそうな時間でした。
中弛み一切無しの2つのアルバムを中心とする人気曲のオンパレード、この曲やってないとか文句を言うのがヤボでしょう。
どの曲も大歓声と大合唱が巻き起こりましたが、そんな中でも特に盛り上がったのがやはり[Minority]と[Holiday]だったかな。
[Minority]はスピードアップバージョンかという程チョッパやな演奏で??と感じましたがバラード以外は結構どの曲もスピードアップしていました。
個人的には[Are We the Waiting]〜[St.Jimmy]の流れが一番上がりました。
そして最後の曲[Good Riddance (Time of Your Life)]ではビリー・ジョーが「誰かギターを弾くことができるかい?」と問いかけ、プラカードを掲げたファンの一人をステージに上げてギターを弾いてもらいビリーが歌うというサプライズ。
曲の後半でマイクとトレも出てきてトレのストロークで演奏が終わるという粋な計らいでライブは終わりました。
これ、日本だけでなく他の国でもなかったようで、日本向けのファンサービスという訳でもなさそうであくまでサプライズっぽい。ステージに上がったファンは正に今日の助演賞、他の会場では見れない感動の時間でした。
とは言ってもこれが観れなくてもバンドとお客さんで作り上げたライブであることに違いはなく、ビリー・ジョーのいうところのまさにコミュニティが日本でしっかり作りあがりました。
私にとってはグリーン・デイを初めて生で観れて体感できたということ自体が嬉しい限りでした。
ビリー・ジョー・アームストロングMC(スピーチ)(和訳付)
しかし、、、ライブも後半となった[Letterbomb]の演奏中、ビリー・ジョーのMCでひそかに不穏な「あれっ、ビリー、何話しているんだろう?」という空気が流れます。
私が聞き取れた限りなので正しくないかもしれませんが以下のようなMCでした。
OOOh!!! Tokyoooo!!!
How do you feel right now!
I feel wonderful!
You make me feel so happy!お~~~!!! トーキョー!!!
どんな気分だい!
俺は最高だ!
みんなが俺をとてもハッピーにしてくれる!
~~~ここで少し聞き取り不可~~~
We are here because music.
Music is magic.
It's somethig you can't hold.
It's somethig you can't see.
It's somethig you could sing with your heart.
You can feel in your show.俺たちがここにいるのは音楽があるからだ。
音楽は魔法だ。
手に取ることはできない。
目にも見えないものだ。
だけど心で歌えるんだ。
ショーで感じることができるんだ。
Put the cameras away.
Put the phone down.
No phones.
Just way it down. Just for it now.
Feel this.
Feel the moment right now.
Because right now we are with the family.
And we are the with the frinds.
And we make new friends.
Japan you are my friend.
Because this is the celebration!!!!!!
カメラをしまってくれ。
携帯電話を置いてくれ。
携帯はダメだ。
置いてくれ。 今だけでいい。
この空気を感じてくれ。
今この瞬間を感じてくれ。
だって俺たちは今、家族なんだから。
そして、俺たちは友達だ。
そして、俺たちは新しい友達を作るんだ。
日本のみんなは俺の友達だ。
そしてこれはお祝いだ~~~~~!!!!!!!!!!!!
Are you ready!!! とビリーがシャウトし、"AYYE Wow!"の合唱が続く。
当日、会場内は最近の海外アーティストには珍しく録音・録画が禁止されてました。
始めはビリーが携帯での録画撮影を咎めているのかと思いましたがそうではなく、「この瞬間は携帯(カメラ)を置いて会場中で一つになろう!」と呼びかけていたことがその後のMCからわかります。
ビリーは日本のファンを想ってか比較的平易な英語で話していると分かっただけに、私の周囲の会場の雰囲気からですがその内容が会場全体に理解されなかったような気がしました。
反面、会場中どの曲でもシンガロングが起こり、サビだけでなく曲全てを空で歌えるファンが結構いて、みんな英語わかるのかわからないのかどっちなの?と不思議でした。
それでもその壁を乗り越えて、アーティストを応援する姿勢や音楽を聴く態度、そしてゴミをはじめとする会場でのマナーが素晴らしい、日本のファンは特別だ、と言ってくれるアーティストは多く、そこは大事にしたいものです。
ちょくちょくライブに行く私はこの点はあまり気にしてないですが、自分が楽しむ以外にも日頃からライブマナーは気に留めなくてはならないなと感じました。
ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
という訳で感動のエンディング曲 [Good Riddance (Time of Your Life) ]を和訳してみます。
世界中のファンに愛されるグリーン・デイの名バラードですが、ここがグッドタイミング。
ネットで和訳を検索するとたくさん出てこようが和訳します。
"good riddance"とは「厄介払い」という意味で嫌な人がいなくなってせいせいする(ホッとする)ことです。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Apple Music から補足しています。
トラック・インプレッションの情報も"genius.com"から一部引用しています。
- トラック名: Good Riddance (Time of Your Life)
- バンド名: Green Day(グリーン・デイ)
- 収録アルバム: Nimrod (ニムロッド) *Track 17
- アルバムリリース日:1997年10月10日
- プロデュース: Green Day & Rob Cavallo
- ソングライター: Mike Dirnt, Tré Cool & Billie Joe Armstrong
歌詞/和訳
Title: Good Riddance (Time of Your Life)
[Verse 1]
Another turning point, a fork *1 stuck *2 in the road
Time grabs you by the wrist, directs you where to go
So make the best of this test and don't ask why
It's not a question, but a lesson learned in time
分岐道、進むべき道に迷う
時がどこへ進むか導いてくれるはず
ベストを尽すんだ、なぜかは問わない
"問い"ではない、人生の教訓なんだ
[Chorus]
It's something unpredictable *3, but in the end is right
I hope you had the time of your life
予測できないが正しい道のはず
良い人生を歩んでいくことを祈ってる
[Verse 2]
So take the photographs and still frames in your mind
Hang it on a shelf in good health and good time
Tattoos of memories and dead skin on trial
For what it's worth, it was worth all the while
君の心のフレームに焼き付けるんだ
健やかな良い時を思い出にして
思い出のタトゥーが肌に残る
無駄だったことなんてない、全て価値あるものなんだ
[Chorus]
It's something unpredictable, but in the end is right
I hope you had the time of your life
予測できないが正しい道のはず
最高の人生を歩むことを祈ってる
[Violin Solo]
[Chorus]
It's something unpredictable, but in the end is right
I hope you had the time of your life
It's something unpredictable, but in the end is right
I hope you had the time of your life
予測できないが正しい道のはず
良い人生を歩んでいくことを祈ってる
予測できないが正しい道だ
最高の人生を歩むことを祈ってる
トラック・インプレッション
ビリーがエクアドルに移住したガールフレンドと別れた後に書いた曲とのことと。
アルバム[Dookie]の頃に書いた曲だそうです。
そしてこのガールフレンドは"She"や"Sassafras Roots"でインスパイアされた人と同じようです。
別れた時は完全に腹を立てていたけど冷静でいようと努めたため、このタイトルになったとか。歌詞の中で分かりずらかったのが下のフレーズです。
Tattoos of memories and dead skin on trial
これはタトゥーに彼女の名前を彫り、それを隠さなくてはならないことを歌ったようです。ですので「思い出のタトゥーが肌に残る」と訳してみました。
「厄介払い」という皮肉を装ったタイトルですが、大切な人との別れが人を成長させ、それぞれ違う方向に進むことを受け入れたという曲。
別れのラブソングとして書かれた曲が月日が経つにつれ結婚式や卒業式で歌われるという独自の解釈と命が吹き込まれていったことはバンドにとって考えもしないことだったようです。
ではまた。
最後まで見ていただきありがとうございました!
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