St. Jimmy - Green Day - 聖ジミーのお出ましだ! -
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歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。
ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
- 曲名: St. Jimmy (セント・ジミー)
- バンド名: Green Day (グリーン・デイ)
- 収録アルバム: American Idiot (アメリカン・イディオット) *Track 6
- アルバムリリース日:2004年9月21日
- プロデュース: Rob Cavallo & Green Day
- ソングライター: Billie Joe Armstrong, Mike Dirnt & Tré Cool
グリーン・デイ、2025年2月に日本にやって来ますね!
2010年以来の実に15年振り、しかもアルバム[Dookie]と[American Idiot]の全曲再現と目下の最新作[Saviors]を含むヒット曲満載の一大イベントが待ち遠しい、グリーン・デイ・ファンには絶対に見逃せないライブです。
という訳で2024/2025年のツアーで演奏されている曲をピックアップして和訳していきます。
2月21日から大阪公演がスタートしました。
私が行く横浜公演まで残り期間わずかになりましたが出来るところまで進めていきます。
今日は[St.Jimmy (セント・ジミー)]。アルバムの6曲目です。
[American Idiot]は20代の時に音楽をまだ心と体で直感的に聴いていた時期のアルバムです。何度か歌詞カードを読みながら聴いたけどその頃は歌詞はあまり気にせず聴いてたなぁ。
今は初期衝動的を音楽に求めることは少なくなったけど音楽をもっと頭でも聴くようになってきて歌詞を気にして聴くようになったのも事実です。
このブログタイトルを"歌詞和訳"にしてますが、歌を歌詞を気にして聴くようになったのは実は遅かったのです。
今回、改めて歌詞を聴きながら聴いても、あれっこんな歌詞の曲なんだ意外だなとは思わず、うん、やっぱりこういう内容なんだ、と思うのはバンドの気持ちが聴く者に伝わるものなんだなぁとつくづく感じます。
それでも歌詞を理解すれば歌をより深く理解できることになるのは2度おいしい体験です。
そもそもこのアルバムは言葉云々よりもバンドの気持ちや意思がアルバムからほとばしっていて今聴いても血沸き踊る感覚は変わりません。
しかもアルバムラストまでテンション変わらずというのはロックの歴史の中でも稀有なアルバムです。
そしてアルバムを聴き直す機会がバンドの来日公演というの何よりの幸せです。
来日公演まで全曲歌詞を噛み締めて改めて聴いてみたいと思います。
公演日までブログに全曲和訳を載せるのは間に合いそうもないですが私が行く出来るところまで和訳していきます。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Spotify から補足しています。
下の動画は[Are We the Waiting]から[St.Jimmy]になだれ込む、映像もバンドのパフォーマンスも圧倒的にカッコ良いライブ映像です。
Green Day - St. Jimmy Live HD
歌詞/和訳
Title : St. Jimmy
[Intro: Billie Joe Armstrong & Tre Cool]
St. Jimmy's comin' down across the alleyway
Up on the boulevard like a zip gun *1 on parade
Light of a silhouette, he's insubordinate *2
Comin' at you on the count of one, two
(One, two, three, four)
セント・ジミーが路地を横切ってやってくる
パレードの賑やかな手製ピストルみたいに大通りにやってくる
シルエットが光る、反抗的な奴だ
1、2と数えながらお前に向かってくる
(1、2、3、4)
[Verse 1: Billie Joe Armstrong]
My name is Jimmy and you better not wear it out *3
Suicide commando that your mama talked about
King of the Forty Thieves and I'm here to represent *4
The needle in the vein of the establishment *5
俺の名はジミー、忘れるなよ
ママが話していた自爆部隊だ
40人の盗賊の王、そのリーダーだ
秩序の静脈を一刺しする針を仕組むんだ
[Chorus: Billie Joe Armstrong, Billie Joe Armstrong & Mike Dirnt]
I'm the patron saint of the denial
With an angel face and a taste for suicidal
俺は否定派の守護者
天使のような顔とともに自殺願望を持つ
[Verse 2: Billie Joe Armstrong]
Cigarettes and ramen and a little bag of dope
I am the son of a bitch and Edgar Allan Poe
Raised in the city in the halo of lights
Product of war and fear that we've been victimized
タバコとラーメンと麻薬入りの袋
俺はろくでなしなエドガー・アラン・ポー
光の輪に包まれた街で育ち
戦争とその犠牲となった者の恐怖で出来ている
[Chorus: Billie Joe Armstrong, Billie Joe Armstrong & Mike Dirnt]
I'm the patron saint of the denial
With an angel face and a taste for suicidal
俺は否定派の守護者
天使のような顔とともに自殺願望を持つ
[Bridge: Billie Joe Armstrong]
Are you talkin' to me?
I'll give you somethin' to cry about
St. Jimmy
俺に言ってるのか?
泣ける話をしてやるよ
セント・ジミー
[Breakdown: Billie Joe Armstrong]
My name is St.Jimmy, I'm a son of a gun
I'm the one that's from the way outside now
A teenage assassin executing some fun
In the cult of the life of crime now
I really hate to say it, but I told you so
So shut your mouth before I shoot you down, ol' boy
Welcome to the club and give me some blood
I'm the resident leader of the lost and found
俺はセント・ジミー、悪党だ
道から逸れた人間で
犯罪に取りつかれたカルト集団にいる
10代の若者を暗殺するのを楽しむような人間だ
言いたくかないけど、老害立ちにはっきり言うよ
お前を撃ち殺すから黙っとけ
このクラブへようこそ、血を見ることになるぜ
俺は遺失物取扱所のリーダーだ
[Outro: Billie Joe Armstrong]
It's comedy and tragedy
It's St. Jimmy and that's my name
And don't wear it out
これは喜劇であり悲劇
俺の名はセント・ジミー、よく覚えておけ
忘れるなよ
トラック・インプレッション
アンセミックでスローな名曲[Are We the Waiting]が突然カットされ、kの[St. Jimmy]になだれ込みます。
この曲はアルバム中盤でテンションを上げてくれて気持ちを奮い立たせてくれる大好きな曲です。
1曲目の[American Idiot]に続く曲は、登場人物である"Jesus of Suburbia "の内に秘める精神状態を反映する思慮深いものがありますが、この曲はハードでスピーディで雰囲気をガラッと一変させます。
ビリー・ジョーは"Jesus of Suburbia"と"St. Jimmy"は同一人物であり二重人格者なのかという問いに以下のように答えています。
The original thought was that it was the same person.
It could be two different people, I don’t know…
I love St. Jimmy.
He’s pretty cool. He’s pretty sexy…
It’s part of a split-personality that I think a lot of people have and they get disconnected from themselves a little bit and maybe follow a self-destructive path, and I think St. Jimmy sort of symbolizes that.(以下和訳)
最初は同一人物だと考えてました。
異なる2人の人物かもしれないし、わかりません…
私はセント ジミーが大好きです。
彼はとてもクールでセクシーです…
これは多くの人が抱えている二重人格の一部で、自分自身から少し離れてしまい、自己破壊的な道をたどることがあると思います。
セント ジミーはそれを象徴していると思います。
"Jesus of Suburbia"が覚醒して悪の道に突き進んでいくような、孤独の中の怒りが新しいアイデンティティを身に着けて豹変したような感じがします。
それが別の人格"St. Jimmy"であるような、そんなストーリー展開と捕らえられます。
"St. Jimmy"はグリーン・デイの粗削りな初期の曲を彷彿とさせるパンクロックであり、この場面でそれが聴けることはアルバム自体の重要なポイントになる曲だと思われます。
また下からグリーン・デイの他の記事([アルバム他の曲の]和訳等)が見れますのでよかったら見ててください。
Green Day (グリーン・デイ) カテゴリーの記事一覧 - 歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜
最後まで見て頂きありがとうございました!
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