歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。思い出も添えて。

【2024年7月期 ドラマ・主題歌感想】海のはじまり - back number (新しい恋人達に)

今回は2024年の夏期(7月から9月)に放送されたドラマとその主題歌感想の感想を書き綴っていきます。
私はドラマをよく見るので、ドラマと主題歌の両方好きになったものをピックアップしてそれぞれの感想を気楽に書いていきたいと思います。

あらすじネタバレはなるべく避けますが読むと分かってしまうところがあるのでこれからドラマを配信等で見る方はご注意ください。

 

 

海のはじまり Blu-ray BOX

 

ドラマ情報

  • タイトル:海のはじまり
  • 放送日:毎週月曜日21時〜 (2024年7月1日~9月23日)
  • 系列:フジテレビ系
  • 出演:目黒蓮 (Snow Man)  泉谷星奈 有村架純 他
  • 主題歌
    アーティスト:back number
    曲名:新しい恋人達に

ドラマ 感想

 

 

ドラマのあらすじは目黒連さん演じる月岡夏と古川琴音さん演じる南雲水季は、学生時代に水季から別れを告げる形で分かれたけれどその時水季は妊娠していた。そして7年後に水季は亡くなり、夏は彼女の葬儀で娘がいることを知ります。生まれた娘と夏と水季と夏の彼女の弥生、そしてそれぞれの家族の物語です。

 

難解なドラマという訳ではないですがこれをレビューするのは難しいと感じました。
家族をテーマにしたヒューマンドラマですがエンタメ要素が希薄でストーリーも淡々としており、とりわけ何か事件が起こる訳でもないので観る人が観れば退屈極まりないドラマです。


このドラマの制作陣の視聴者へのメッセージは下記のようです。

人は、いつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか。この時代だからこそ伝えたい“親子の愛”を通して描かれる“家族”の物語。

海のはじまり - フジテレビ

 

自分ならどう思うか、どうするか皆さん考えてみてください、というテーマは正直つらいな。
意地悪に書くと大人の道徳のような結構めんどくさいドラマです。
ドラマの楽しみ方って何だろうと考えてしまいます。

 

私はドラマのジャンルがヒューマンドラマだろうがぼんやりみてても面白いと感じて熱中してハマってしまうのが面白いドラマだと思うし、少なくともそれが私のドラマの見方であり面白いと思うポイントです。

私としては何となく刺さるものがあったかというとイマイチでした。


そもそも面白いヒューマンドラマは何なのかを考えるとやっぱり登場人物の感情とその登場人物間の交差をどう視聴者に印象付けるかだと思います。

このドラマはディテールはしっかり描かれているのですが、その肝心の感情や登場人物の意思や意図が視聴者に伝わらないというのが残念でした。
本来だったら感情移入して自分だったらどうするかを考えながら観るので、ドラマを見ながら夏くん何やってんだよぉとか、○○さんそれは違うよとツッコミを入れながら観るのですがそうもならない。
ヒューマンドラマの中でも難しいテーマに挑んだのは分かりますが伏線回収されない、もしくは分かりにくかったです。

何度も繰り返し見て楽しんでください、という類のドラマではないと思うし、そこは視聴者に丁寧に訴求するべきだったような気がします。

結局はそこを観る人(少なくとも私)に訴求できなかかったのが個人評価イマイチになった理由だと感じました。


それでも推しの女優さんという事もありますが有村架純さん演じる夏の彼女の弥生の感情の揺れ動きやドラマ内での決断が一番理解しやすくしっかり腑に落ちたな。

夏と水季がどう考えてそれぞれの決断を下したかはやっぱり理解が難しい。
制作陣のメッセージが伝わりきれない脚本や演技だったような気がします。

いや、私だけが気付かずに理解出来なかったのかもしれませんが、観る人が観れば違った印象を持つドラマだとは思います。


それでもつまらなかったという訳ではなく、海役の泉谷星奈ちゃんの癒し効果や基本的に優しいストーリー展開は時間を気にせず見れましたし途中リタイヤもなく最後まで観れました。
具体性のないモヤっとした感想を書いてしまいましたが、その点フォローしておきます。

 

主題歌 感想


back number - 新しい恋人達に

 

主題歌はback number の「新しい恋人達に」です。

back numberは特別ファンでもなく、人気バンドなので曲が話題になるとつまみ聴きしたりする程度で、じっくり聴いてみたのは初めてかもしれません。

とても抒情的なバラードナンバーでメロディが聴く人の心に訴えかけてきます。
エフェクターを通してないようなエレキギターのリフから展開が進むごとにピアノやストリングスが絡みドラマチックになっていきます。このドラマの主題歌にはよく合うエモーショナルな曲だと思います。

日本の侘び寂びの世界というか曖昧というのと少し違う聴く人が様々な解釈ができる歌詞になっているように感じます。

ただドラマがモヤっと消化不良な印象を受けたのでこの主題歌で挽回といういうとそんな感じではなく、主題歌が秀逸な月9ドラマとしては個人的には普通という印象でした。


また下から過去のドラマ・主題歌の感想記事が見れますのでもし興味あればクリックしてください。

xocky.net

 

最後まで見て頂きありがとうございました!

ではまた。

 

ランキングに参加しております。
よろしければクリックして貴重な1票をお願いします!