今日はの2024年8月9日にリリースされたThe Killers (ザ・キラーズ)の[Bright Lights (ブライト・ライツ)]を和訳してみます。
歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。
ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
- 曲名: Bright Lights (ブライト・ライツ)
- バンド名: The Killers (ザ・キラーズ)
- シングルリリース日:2024年8月9日
The Killers (ザ・キラーズ)は、アメリカはネバダ州ラスベガス出身のロック・バンドです。
この曲[Bright Lights (ブライト・ライツ)]は単独シングルとして2024年8月9日にリリースされました。
私がザ・キラーズを知ったのはヴォーカリストのブランドン・フラワーズのソロアルバム[フラミンゴ (Flamingo)]でした。
繊細な優しいメロディの曲を歌い芯の強さを感じるヴォーカルが気に入ってしまい、ザ・キラーズにも興味を持ちました。
そしてリアルタイムで2017年の[Wonderful Wonderful]と2021年の[Pressure Machine]を聴きました。
特に[Pressure Machine]は時には歌詞と対峙しながら何度もアルバムを聴いて好きなバンドになりました。
ブランドンの子供時代を過ごした町をテーマにしたプライベート色が強い作品で、翳りの中にも力強くも優しく、明るい希望を感じるアルバムでザ・キラーズの裏の代表作になるような作品です。
こんなこと言っても実は[Mr. Brightside]や[Somebody Told Me]は知ってても、大ヒットした2003年のデビュー・アルバム [Hot Huss (ホット・ファズ)]等はまだしっかり聴けてないんですよね。
そしてザ・キラーズ、2024年フジ・ロックで来日しましたね。
しかもSZA (シザ)がギャラ理由(これが一番濃厚そう)で出演キャンセルとなった初日(7月24日)のヘッドライナーとして。
でもいかんせん急なフジロック決定でした。
私は行きたいライブは年間通して計画して行くタイプで、今年は行ける本数分びっちり決まってました。
少し迷ったけどフジロック(というかザ・キラーズ)は諦めました。
東京での単独公演であればなんとかやりくりして確実に行ったと思いますが、実はいまだに一度も行ったことのない遠い苗場のフジロックに一人で参戦することに二の足を踏んでしまいました。
そして、フジロック後にリリースされたのがこのシングルです。
これがもう......... 最強のロック・アンセム・ソングです。
もっと早くリリースされてたらこれを聴きたいがために遠い苗場まで行ったと言えるほどです。
私にとってザ・キラーズはロック・バンド。
オルタナティブとかインディーなんとかそんなどうでも良い形容詞をつける必要はない紛れもない心に突き刺さるロックバンドです。
新シングルはその真骨頂でしょう。
間違いなくこの先のライブの定番シンガロング必須ソングとなること間違いなしです。
キラーズ次はいつ来日してくれるのだろう、フジで来たのでまた5年は待つのかな、フジ行くべきだったな、と軽い後悔を抱える間にこの曲のリリースから1ヶ月経ってしまいました。
それでもこの新曲を何度も聴くうちにやっぱりしっかり訳したいなと思いました。
ちょっと思い入れパートが長くなってしまい、いつもの紹介フレーズを忘れてました。
タイトルを直訳する「明るい光」ですね。
歌詞を気にしなければ「ライブで一緒に歌えば一生の思い出になりそうな」曲です。
そんな聴いていると心の芯から熱くなるバンドの未来の代表曲になりうる曲を聴いてみます。
はたしてどんな歌詞の曲でしょう。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Apple Music/Official Videoから補足しています。
和訳後の感想や曲のエピソードは歌詞の下に記載しています。
The Killers - Bright Lights (Official Music Video)
歌詞/和訳
Title : Bright Lights
Producer : Shawn Everett & Jonathan Rado
Writer : Brandon Flowers
[Verse 1]
Standing in darkness with empty hands
I still know how to use 'em, but the miles made other plans
Running out of *1 highway, shorter on time
Feel the dead weight *2 deepen and the devil coming down the line
The dashboard's shaking, I steady the wheel
And I make every turn by memory, by feel
Towards a black horizon, an unbroken dawn
Will this endless stretch *3 of desert road get me back where I belong?
何も持たずに暗闇に立っている
やり方は分かってるけど、離れていくにつれ違うことをやっている
ハイウェイを走り切り、時間切れになっていく
荷はずっしり重く、悪魔が迫るのを感じる
ダッシュボードが揺れ出し、ハンドルをしっかりと握る
記憶と感覚を頼りにターンする
漆黒の地平、明けることのない夜明けに向う
この砂漠の道は果てしなく続く、俺のいるべき場所へ向かっているのか
[Chorus]
Will you turn the bright lights on?
Baby, turn the bright lights on
'Cause I haven't forgotten where it is I'm from
Look out your window for me, here I come
Will you turn the bright lights on?
Baby, turn the bright lights on
Put me back on the corner to sing my song
I'm a shoo-in *4 tonight, turn the bright lights on
光を灯してくれ
明るい光を灯すんだ
自分自身を見失ってないなら
君が窓の外を見れば、俺はそこにいくよ
光を灯してくれ
明るい光を灯すんだ
自分の歌を歌うため、あの頃に戻るんだ
今夜の勝利は確実だ、明るい光を灯すんだ
[Verse 2]
I carried my own weight and then some too
There are things I would change, but it ain't worth going through *5
Maybe I'm tapped out *6 or just plain old tired
Tonight the charge is reading low, but I'm still hard-wired
自分の荷を背負い、それ以上の重荷にも耐えてきた
変えたいことはある、だけどそれをやることに価値がある訳ではないんだ
俺はもう限界か、ただ疲れきっているだけか
体力も気力もない、だけど自分を見失わない
[Chorus]
Will you turn the bright lights on?
Baby, turn the bright lights on
'Cause I haven't forgotten where it is I'm from
Look out your window for me, here I come
Will you turn the bright lights on?
Baby, turn the bright lights on
Put me back on the corner to sing my song
I'm a shoo-in tonight, turn the bright lights on
光を灯してくれ
明るい光を灯すんだ
自分自身を見失ってないなら
君が窓の外を見れば、俺はそこにいくよ
光を灯してくれ
明るい光をつけるんだ
歌い始めた頃に戻るんだ
今夜の勝利は確実だ、明るい光を灯すんだ
[Post-Chorus]
Turn the bright lights on
明るい光をつけるんだ
[Bridge]
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
We turn, We turn
We turn the bright lights on
We turn the bright lights on
光を灯すんだ
明るい光を灯すんだ
光を灯すんだ
明るい光を灯すんだ
光を灯すんだ
明るい光を灯すんだ
光を灯すんだ
明るい光を灯すんだ
光を灯すんだ
灯すんだ、灯すんだ
明るい光を灯すんだ
[Chorus]
You know, I think it's gonna be alright
You know, I think it's gonna be alright
You know, I think it's gonna be alright
You know, I think it's gonna be alright
Tonight, tonight, tonight, yeah
You know, I think it's gonna be alright
You know, I think it's gonna be alright
Just take me back and let me sing my song
Turn the bright lights on
ほら、大丈夫だ
大丈夫だ
大丈夫
大丈夫
今夜、今夜、今夜、そうだ
ほら、大丈夫だ
大丈夫だ
俺を連れ出してくれ、歌いたいんだ
明るい光を灯してくれ
[Post-Chorus]
Turn the bright lights on
Turn the bright lights on
明るい光をつけてくれ
明るい光をつけてくれ
トラック・インプレッション
まずはみてください! この曲のMV。
ヴォーカルのブランドンをはじめバンドの凛々しさに女性コーラスが絡む熱いロックンロール。
ラスベガス出身の彼ららしいまさにハートランド・ロック・ミーツ・エルヴィスです。
はたまた2020年代のボーン・トゥ・ランなのか?
その位、熱い曲です。
[turn the bright lights on (灯を灯して)], [You know, I think it's gonna be alright (大丈夫だよ)]と、全ての闇と苦難を乗り越えていく肯定的なフレーズをブランドンは何度も繰り返しシャウトします。
そしてこの曲のモチーフはラスベガスだそうで、ビデオのステージもフジロック後の8月に行われるラスベガスのシーザーズ・コロシアムの常設ステージでのパフォーマンスです。
歌詞はある程度は意訳はしつつも原曲の歌詞の意味を崩さないようにしましたがそれでも伝わる熱い思いがこの曲に宿ってます。
時には苦痛から抜け出せず負けそうになりながら、暗い闇を彷徨ってきた主人公が、周囲の人達に光に照らしてもらい立ち直っていく。
自分自身を見失わなかった自分自身と応援してくれた仲間達との信頼関係の物語。
そんなストーリーが映画のワンシーンのように頭をよぎる曲になってます。
最後まで見て頂きありがとうございました!
ではまた。
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