歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。思い出も添えて。

アルバム[Forever]全曲歌詞和訳:Kiss The Bride - Bon Jovi

今日はBon Jovi(ボン・ジョヴィ)Kiss The Bride(キス・ザ・ブライド)です。
直訳は「花嫁にキスしてよいですよ」なのですがブライダル的には「誓いのキスを」が通りが良いですね。
歌詞を気にしなければ「甘く美しいバラード」です。
はたしてどんな歌詞の曲でしょう。

歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。

 

フォーエヴァ― (通常盤)

 

ザ・トラック・オブ・ザ・デイ

  • トラック名: Kiss The Bride (キス・ザ・ブライド)
  • バンド名: Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)
  • 収録アルバム: Forever(フォーエヴァー)  *Track 6
  • アルバムリリース日:2024年6月7日

 

説明不要の世界的人気を誇るアメリニュージャージー州出身のハード・ロック・バンド ボン・ジョヴィです。

今日は2024年6月7日にリリースされた16枚目のオリジナル・アルバム[Forever]6曲目[Kiss The Bride]です。

ジョンはこの曲についてWikipedaやYoutubeのコメンタリーで下記にように語ってます。

 

Forever (Bon Jovi album) - Wikipedia

"Kiss the Bride" is a wedding song written by Bon Jovi for his daughter, Stephanie Bongiovi.
 "I hope that you like it as much as I do. Maybe even consider it a wedding song for someone you know. 
But my little baby, who I wrote ‘I Got the Girl’ for when she was 5 years old, is now 30 years old. 
Different place in my life, different place in her life, but she’s always gonna still be my 5-year-old princess” says Bon Jovi 

(直訳)
「キス・ザ・ブライド」は、ボン・ジョヴィが娘のステファニー・ボンジョヴィのために書いたウェディングソングである。
「僕と同じくらい、みんなにも気に入ってもらえたら嬉しいな。
もしかしたら、知り合いのウェディングソングとして考えてもらえるかもしれない。
でも、5歳の時に[I Got the Girl]を書いた僕の小さな赤ちゃんは、今や30歳。
僕の人生も、彼女の人生も今は違うけれど、彼女はいつまでも僕の5歳のプリンセスなんだ」と。

Wikipedia | Forever_(Bon_Jovi_album)

 

そんな父が娘を歌った曲を聴いてみます。
なお英詞は"rockalyrics.com"から引用しOfficial Lyric Videoから補足しています。

 

Bon Jovi - Kiss The Bride (Official Lyric Video)

 

歌詞/和訳

Title : Kiss the Bride
Producer : John Shanks
Writer : Jon Bon Jovi & Billy Falcon


[Verse 1]
As I walk her down the aisle
Wish it were a thousand miles
My beautiful baby, so beautiful
These tears fallin' from my eyes
They're taking me by surprise*1

My beautiful baby, a beautiful bride

教会の側廊を彼女と歩きながら
1000マイル続けば良いのにと願う
私の可愛い娘、とても美しい
自然と涙が溢れてきて
不意を襲われる
美しい娘が、美しい花嫁となる


[Chorus]
It's time for me to step aside
Lift your veil and let you fly
Let the preacher say loves favorite line
"You may kiss the bride"

私は脇へ退く時だ
ベールを上げて君は飛び立っていく
牧師はお気に入りの愛のセリフを話す
「誓いのキスを」


[Verse 2]
I do's and a band of gold
A promise to have and hold
My beautiful baby, so beautiful
A sight that I won't forget
White rice on the old church steps
My beautiful baby, a beautiful bride

「誓います」の言葉と金の指輪
一つの約束が立てられた
美しい娘が、美しい花嫁となる
忘れられない光景
古い教会の階段に置かれた真っ白い米
美しい娘が、美しい花嫁となる


[Chorus]
"Just Married" sign, you drive away
First dance, then you cut the cake
We'll say each word and hold a glass up high
"You may kiss the bride"

「結婚した」というサインと共に、君は車で走り去る
最初のダンス、そしてケーキカット
私たちは祝いの言葉をそれぞれ語り、グラスを高く掲げる
「誓いのキスを」

 

[Verse 2]
A father's prayer only angels hear
May your days be many, the way be clear
May the road be kind, your eyes stay bright
May your life be as beautiful
As you look tonight

天使だけが聞くことができる父の祈り
君の未来が末永く続き、道が開けますように
優しさに溢れ、君の瞳が輝き続けますように
君の人生が、今夜の君と同じくらい美しくありますように


[Chorus]
I used to be your Superman
My whole world in your little hand
Now he's your world, that's right, I'll step aside
Now she's your world, alright, I'll step aside
"You may kiss the bride"

かつて私は君のスーパーマンだった
君の小さな手の中に私は共に生きてきた
これから君が共に生きるのは彼なんだ、そう、私は身を引く時
今、君は自分自身を生きていくんだ、そう、私は身を引く時
「誓いのキスを」

 

トラック・インプレッション

綺麗なピアノと共にとてもシンプルで歌詞で娘の結婚の祝いと今後の幸せとともに、父親の嬉しいけれど少し寂しい気持ちが歌われています。

ジョンはアルバム[Crash]に収録されている曲[I Got the Girl]で娘のステファニーが5歳の頃のことを歌っています。
娘がいる父親なら誰でもわかる娘にメロメロな父親の様子が歌われていて、Youtubeでは2017年にジョンと娘のステファニーがステージで一緒にダンスする姿を見ることができます。

Bon Jovi - I Got the Girl (Las Vegas 2017)

 

2000年に[Crash]を聴いた時はあまりこの曲は印象に残りませんでしたが、[Crash]を聴いたのがつい最近のように思われもう25年程の月日が経って、その娘が結婚したのかと思うと祝福の気持ちと共に時の流れの早さを感じます。

ではまた。

 

フォーエヴァ― (通常盤)

フォーエヴァ― (通常盤)

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*1:take by surprise    不意を襲う、不意打ちを食わせる、奇襲して陥れる <by weblio>