今日はDua Lipa(デュア・リパ)の End of An Era(エンド・オブ・エラ)です。
直訳すると「一つの時代の終わり」です。
とても多幸感あふれるサウンドとクールなデュアのヴォーカルが魅力的な曲です。
歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。
ザ・トラック・オブ・ザ・デイ
- トラック名: End of An Era (エンド・オブ・エラ)
- アーティスト名: Dua Lipa (デュア・リパ)
- 収録アルバム: Radical Optimism (ラディカル・オプティズム) *Track 1
- リリース日(アルバム):2024年5月8日
今日はイギリスとアルバニア出身のデュア・リパの2024年5月リリースの4年振り3枚目のアルバム[Radical Optimism]からです。
2020年の[Future Nostalgia]はまさに世界がコロナウィルスによるパンデミックに見舞われる時にリリースされながらもその明るさや前向きさが世界中の人々に求められて勇気づけ、ロングセラー・アルバムとなりました。
2021年初頭にかけてリミックス・エディションやボーナス・エディションと複数のエディションがリリースされたことと、6曲のヒット・シングル、とりわけ[Levitating]の世界的な大ヒット・シングルにより、2020年の代表作以上に2020年代を象徴する作品です。
前作の主要プロデューサーのジェフ・バスカーは参加せず、今作はテーム・インパラを率いるケビン・パーカーとキャロライン・ポラチェクの作品を手掛けたプロデューサーとして有名なダニー・L・ハールを中心に製作されています。
またデュアがファーストアルバムの[New Rules]を始め、長年にコラボレートしているキャロライン・アイリンもソングライターとして参加しています。
前作[Future Nostalgia]と並ぶか超える作品になる予感がして、デュアのヴォーカルの成長が感じられ、それをバックアップするための多彩なサウンドスケープが織りなされるところはダンス・ミュージックを超越したスケール感が感じられます。
今回はアルバムの1曲目に収録され、初っ端から名作確定を感じさせた曲を聴いてみます。
なお英詞は"genius.com"から引用し、Apple Music/Spotifyから補足しています。
和訳後の感想は歌詞の下に記載しています。
Dua Lipa - End Of An Era (Official Visualiser)
歌詞/和訳
[Verse 1]
What's it about a kiss that makes me feel like this?
Makes me an optimist(*1), I guess
I always jump too quick, hopin' this one might stick
Hopelessly(*2) romantic
キスってこんな気持ちになるものなの?
私を前向きにさせてくれるのね
飛び跳ているような気持ちがずっと続いて欲しい、
どうしようもないほど救いがたくロマンチックなのね
[Pre-Chorus]
Then you said, "Hey," and I said, "Hey What's your name?"
Come with me 'Cause when I see your face
あなたが「ねえ」と言い、私が「ねえ、なんて名前なの?」と聞く
近くに来て欲しい、だってあなたの顔が見たいの
[Chorus]
The sweetest pleasure
I feel like we're gonna be together
This could be the end of an era
Who knows(*3), baby? This could be forever, forever
とても甘い喜び
ずっと一緒にいたいわ
これはある時代の終わりなのかもしれない
これはきっと永遠なんだわ、そう永遠
[Verse 2]
No more "you're not my type", no more "at least I tried"
Done with(*4) the lonely nights, I guess
One chapter might be done, God knows(*5) I had some fun
New one has just begun
「君は僕のタイプじゃないよ」「僕なりに頑張ったんだ」なんてもう要らない
一人っきりの夜は終わったの
過去は去っていき、新しく始まるんだわ
[Pre-Chorus]
You said, "Hey," and I said, "Hey What's your name?"
Come with me 'Cause when I see your face (Ah)
あなたが「ねえ」と言い、私が「ねえ、なんて名前なの?」と聞く
近くに来て欲しい、だってあなたの顔が見たいの
[Chorus]
The sweetest pleasure
I feel like we're gonna be together
This could be the end of an era
Who knows, baby? This could be forever, forever
とても甘い喜び
ずっと一緒にいたいわ
これはある時代の終わりなのかもしれない
これはきっと永遠なんだわ、そう永遠
[Post-Chorus]
In the clouds, there she goes
Butterflies, let them flow
Another girl falls in love
Another girl leaves the club
Send a big kiss goodbye
To all of the pretty eyes (End of an era)
Another girl falls in love
Another girl leaves the club (Forever)
雲の中、蝶のように飛んでいくの
ある女の子は恋に落ちて
ある女の子はクラブを後にする
可愛いみんなに最大のキスを送りましょう(時代の終わり)
ある女の子は恋に落ちて
ある女の子はクラブを後にする (永遠に)
[Bridge]
I've lost all my senses(*6)
La-la-la-la, la-la-la-la-la
Is this my happy ending?
La-la-la-la, la-la-la-la-la
(Here she goes again)
意識を失ってしまうようだわ
ララララ、ラララララ
これはハッピーエンドなんだわ
ララララ、ラララララ
(さぁ、行くわよ)
[Chorus]
The sweetest pleasure
I feel like we're gonna be together
This could be the end of an era
Who knows, baby? This could be forever and ever
とても甘い喜び
ずっと一緒にいたいわ
これはある時代の終わりなのかもしれない
きっとこれは永遠なんだわ、そう永遠
[Post-Chorus]
In the clouds, there she goes
Butterflies, let them flow (End of an era)
Another girl falls in love
Another girl leaves the club
Send a big kiss goodbye
To all of the pretty eyes (End of an era)
Another girl falls in love
Another girl leaves the club
雲の中、蝶のように飛んでいくの
ある女の子は恋に落ちて
ある女の子はクラブを後にする
全ての可愛い子たちに最大のキスを送りましょう(時代の終わり)
ある女の子は恋に落ちて
ある女の子はクラブを後にする (永遠に)
注釈
トラック・インプレッション
とても訳しやすいので訳していて気持ちが良い曲でした。
コーラス前の[In the clouds, 〜]からのニュアンスが少しわかりにくかったかな。
アルバムタイトルを象徴するような"積極的で楽観的"さを象徴するかのような多幸感あふれる曲です。
パンデミック時期に[Future Nostargia]で時代の象徴となったデュアが、この[End of An Era]で"過去は終わった"と高々と歌い上げることと同時に新しい時代の始まりを感じます。
その時代のテーマは[Radical Optimism]であり、急進的で素晴らしい楽観主義ということなのでしょう。
ラブ・ソングではあるのですが、自分に訪れる出来事を肯定的に捉えて自らのエネルギーにして進んでいく意志を感じるアルバム1曲目に最適な心踊る元気を貰える曲です。
この曲からアルバムは始まり、既にシングルとしてリリースされた[Houdini],[Training Season]のクールなトラックに続き、4月にアルバムの3枚目のシングルである[Illusion]までのシングル曲中心の流れは非常にスムーズで、高揚感たっぷりです。
最後まで見て頂きありがとうございました!
ではまた。
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