歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。思い出も添えて。

ドラマと主題歌の感想 : マルス-ゼロの革命- - SUPER BEAVER(幸せのために生きているだけさ)

今回は2024年の春期(4月から6月)に放送されたドラマとその主題歌感想の感想を書き綴っていきます。
このブログは邦楽は少なめですが、私はドラマをよく見るので、個人的にドラマも主題歌も好きになったものをピックアップしてそれぞれの感想と考察を気楽に書いていきたいと思います。

ネタバレはなるべく避けますが読むと分かってしまうところがあるのでこれからドラマを配信等で見る方はご注意ください。

 

ドラマ情報

  • タイトル:マルス-ゼロの革命-
  • 毎週火曜日21時〜 (2024年1月23日~3月19日)
  • 系列:テレビ朝日系
  • 出演:道枝駿佑 他
  • 主題歌
    アーティスト:SUPER BEAVER
    曲名:幸せのために生きているだけさ

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ドラマ 感想

良からぬ陰謀を企てる大手IT会社へ、というより大人社会の暗部へ若者達が復讐と世直し系の学園もの。

学園の仲間で動画配信集団を結成し、1話目はこれからどんなどうストーリーが展開されていくのかと期待感を持てたのですが、話が進むにつれて荒唐無稽感と非現実感が強くなってしまい...
ながらも最後まで見てしまいました。

脚本が「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(2019年)の武藤将吾とのことで一筋縄では行かないドラマを期待して見始めまたのですが、ドキドキする展開や社会へ鋭くメスを入れるレベルにはちょっと遠いなぁと感じました。

今の時代を象徴する動画配信とSNSをテーマにしたところは良かったのですが、注目されるべきその部分が薄っぺらくなってしまい、よくありがちな話が読めてしまう展開になってしまったところが辛かったかな。

対象の視聴者や伝えたいメッセージの先には10,20代の若い人がいたと思うのですがどう刺さったのか気になります。


でもこのドラマは見どころがなかった訳ではありません。

まず、荒唐無稽さを逆に楽しむというところですかね。

ストーリーは特に気にせず頭空っぽにして楽しむには悪くなかったです。

また、ダークヒーロー的な道枝駿佑演じる主人公ゼロとその仲間の板垣李光人や吉川愛といった若い俳優陣の溌溂とした演技と青春ドラマっぽい青臭いところを楽しんだという感じです。

 

主題歌 感想

 

SUPER BEAVER「幸せのために生きているだけさ」MV (テレビ朝日系『マルス-ゼロの革命-』主題歌)

 

主題歌はSUPER BEAVERの「幸せのために生きているだけさ」です。

今や大人気メジャーバンドのメッセージ性を持つストレートなロックバンドです。

ラブソングよりも、こうゆう悩んだり苦しんだりしている人へメッセージを伝えるストレートなバンドは昔から大好きで、今時珍しいというよりも昔からいそうであまりいないタイプのバンドです。

こういうバンドが今支持されているのは本当にうれしい限りです。

ちなみに僕のSUPER BEAVERの一番好きな曲は「人として」です。

これもドキュメンタリー風ドラマ「その「おこだわり」、私 にもくれよ!! 」の主題歌でした。

松岡茉優とブレイク前の伊藤沙莉が主演でした。

この曲は歌詞もメロディも本当に素晴らしくグッときて、聴いていると涙が出る位に良い曲で、そこからSUPER BEAVERにはずっと注目してしました。

ただ自分の中でこれを超える曲が無かったんです。

 

今回の曲も僕の中ではそれを越えられなかったですがとても良い曲だと思いました。

SUPER BEAVERの良いところは、(ファンの方の思いと違うかもしれませんが)無粋なこととわかっていても自分を貫いて自分らの歌いたい歌、どうしても伝えたい歌を歌う事、弱者や今傷ついている人の立場から常に歌っているところです。
そんな気概というか信念がひしひしと伝わってきます。

言葉を一つ一つしっかり選んで紡いでいるというところも素晴らしいです。

この曲も決して頑張れと背中を押すだけでなく、孤独を感じてたり落ち込んでいる人に今の気持ちを抱えたままで良いんだよ、これから生きていくことに今君が抱えている孤独と流した涙が必要になるんだ、と語りかけいます。

この曲はタイアップ曲にしてはあまりドラマと関連性を感じませんが、挿入歌として使われた「小さな革命」の方がドラマのストーリーとリンクするタイアップ感の強い曲になっています。

ラストに「音楽で世界は変わらないとしたって 君の夜明けのきっかけになれたら」というの歌詞があるところがSUPER BEAVERらしいなと感じました。

不器用な言葉ですが、あくまで"君"に向けての歌い掛けがであることが良いです。

 

まだ軽くですが最新アルバムの「音楽」をちらっとサブスクで聴いてみたのですが期待できそうです。

いつかアルバムとしっかり向き合って聴いてみようと思います。

ではまた。